第5位:NISAを使って投資
NISAは、上場株式・投資信託等の値上がり益や配当金・分配金が非課税になる制度で、毎年一定の投資枠があります。通常は値上がり益等に所得税・住民税・復興特別所得税で20.315%課税されるので、株式投資等をするならぜひ利用したい制度です。《年間の非課税投資枠》
一般NISA……120万円
つみたてNISA……40万円
ジュニアNISA……80万円
NISAの非課税枠は使いきれなくても翌年には繰り越せないので、今年の枠がまだ余っている人はボーナスを活用し、将来のために投資をするのもよいでしょう。
なお、現在のNISA口座数は1703万口座で、そのうちつみたてNISAが639万口座、ジュニアNISAが87万口座となっています(金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」2022年6月末時点)。NISA制度は2024年度から新しい内容に変わり、ジュニアNISAは2024年以降に新規購入ができなくなります。新しい制度内容は、金融庁のホームページで確認できます。
金融庁NISA特設ウェブサイト
第4位:将来の支払いをまとめて払って割引してもらう
ボーナスで普段なかなか行けない高級料理店に行ったり、ブランド物を買ったりするのもよいですが、先行きが不透明な時代、生活防衛のために堅実に使うのもよいです。家計の支出の中で、まとめ買いをしたり、前倒しで払ったりすると割引になるものはありませんか?例えば、オールアバウトのサンプル百貨店には、まとめ買いすればかなりお得になる商品が多数並んでいます。筆者はボディソープやハンドソープ、炭酸水等をまとめ買いしたことがあります。また火災保険料や生命保険料、国民年金保険料等は、年払いや前納払いにすると割引があります。
日本年金機構/国民年金前納割引制度(現金払い 前納)
第3位:外貨で貯める
最近外貨預金の金利が急に上昇しており、外貨預金をするチャンスとも言えます。外貨預金金利の例(2022年12月3日時点)
・米ドル……5.0%(auじぶん銀行・新生銀行・住信SBIネット銀行)
・ニュージーランドドル……4.0%(大和ネクスト銀行)
・カナダドル……3.4%(住信SBIネット銀行)
・南アフリカランド……4.8%(auじぶん銀行)
・トルコリラ……12.0%(大和ネクスト銀行)
・中国元……1.5%(大和ネクスト銀行)
※全て預入期間1年の場合
ちなみに、円の1年定期預金は大手3行とも0.002%です。2022年の春頃から円安が進行したので、大チャンスとは言えないかもしれませんが、お金を貯める手段の一つとして外貨預金をするなら、この金利は魅力的ではないでしょうか。ただし外貨預金には為替変動リスク等もありますのでリスクを把握した上で活用しましょう。
外貨預金金利が大幅上昇で資産運用のチャンス到来!?
第2位:年末大掃除で出た不用品を処分する
年末の大掃除で出てきた不用品を、処分してしまいましょう。不用品を家に溜め込んでしまうのはスペースの無駄遣いです。お金を払って処分するのが手っ取り早いです。しかし、せっかくのボーナスを処分費用に使うのはもったいないです。年末年始の時間を有効活用し、ひと手間かけてフリマサイトへ出品してみましょう。物にもよりますが、程度のよいブランド品や希少品は、リサイクルショップより高く売れる可能性が大いにあります。売れれば処分費(支出)が、臨時ボーナス(収入)に変わります。例えば、ゴルフクラブやスノーボード等のスポーツ用品は、意外と高く売れるかもしれません。タンスやダイニングテーブル等の大型家具、家電製品、パソコン等の部品も売れる可能性があります。売れて再利用されればゴミが減って環境にもよいので、あまり深く考えずにまずは出品してみましょう。
第1位:ふるさと納税をしてふるさとに貢献
ふるさと納税の返礼品で米は選択肢が非常に多い
ふるさと納税が大人気となったのは、寄附のお礼として多くの自治体が提供している地域名産品等の存在です。市区町村のホームページやふるさと納税紹介サイトに多数載っているので、欲しいものがないか探してみるのもよいでしょう。普段買わないものを受け取って贅沢な気分を味わうのもよいですが、できればお米や生活必需品を受け取って家計に貢献したいところです。
総務省/ふるさと納税紹介サイト
厳しい時代だからこそ、ボーナスは生活の役に立つ使い方を心掛けていきましょう。
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