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男女の友情って成立するのか…異性の友達の半数は「永遠の片思い」?
男女の友情、あり? なし?
筆者にも男友達はたくさんいます。しかし完全に「性別を超えた」付き合い方ができるようになったのは、だいぶ大人になってから。
若いうちは、ほんのり恋心を抱く(要は異性としても好みな)男友達もいました。逆に、男友達から「この人たぶん私のことが好きだな」というオーラを感じることもありました(残念ながら、こちらは相手を友達としか考えていない)。
「異性の友達」も、心の中まで同じとは限りません。恋人だって、付き合うまでは友達です。今は友達でも「いつか恋人になれたら……」と相手のほうは意識している可能性も。
しかし筆者は断言します。友達状態が心地よくなればなるほど、2人が恋人になる確率は下がります。
「告白して気まずくなるくらいなら……」と想いを封印してしまう。そんな片思いを秘めた友達関係は、意外と多いのではないでしょうか。
「男女の友情が成立する」タイプ(男性編)
男女どちらにも「異性と友達になれるタイプ」はいますが、男女でその性質は異なります。男性の場合は、性欲の強さとストライクゾーンの広さが影響します。性欲が強くストライクゾーンが広いほど、気の合う女性を好きになってしまう確率は高くなります。男性にとっての恋心は、限りなく「抱きたい」に近いもの。欲に振り回されがちな若いうちは特に、表面上は友達でいようと思いつつも衝動を抑えきれなくなり、自ら関係を壊してしまうことも。
対して理性的な男性は、たとえ友達が異性であろうと「女性」として意識しません。あるいはストライクゾーンが極狭だと、好みからはみ出す女性は恋愛対象にならないので、必然的に友達止まりとなります。
以前、筆者の知人に「外国人(日本人以外)しか好きになれない」という男性がいました。彼はイケメンでモテたのですが、誰にもなびかなかったので、たくさんいる女友達の中には人知れずがっかりしていた人もいたのかもしれません(笑)。
「男女の友情が成立する」タイプ(女性編)
対して女性の場合は、「サバサバとした雰囲気」の人ほど、男友達と付き合うのが上手です。およそ色気に無頓着なタイプの女性は、自身の「女らしさ」を好まない傾向があります。女同士のベタベタした付き合いも好きではなく、むしろ男性のほうが同性感覚で気楽に付き合えるため、男友達が多くなります。いわゆる「貴様と俺」な関係なので、そこに恋は生まれません。
男性も女性も、純粋に友達としていい関係を続けている異性の友達は、恋愛とは異なるベクトルの「好き」で成り立っています。男と女というだけで「付き合っちゃえばいいのに」などとからかう“外野”もいるでしょう。しかし友達だからこそ「長く付き合える」というメリットもあります。
恋人ならば、いつかはお別れする日がやってきます。だけど友達に別れはありません。互いに「友達でいたい」と思えるのは、尊い存在ではないでしょうか。
異性を意識することと、性差を受け入れることは異なる
先に挙げた「貴様と俺」な異性の友達もすてきな関係ですが、まるで男性のように扱われるのは、時に困ることもあります。たとえば筆者は昔、異性を意識しない男友達とたらふく飲み、深夜の渋谷に置いていかれました。無事だったからいいものの、酩酊状態で見知らぬ男性に拉致されたら、恐ろしいことになっていたかもしれません。逆に、性差を意識しつつも恋心とは違うベクトルの「好き」を抱くような男友達とは、つかず離れずいい関係をずっと続けていけます。女性としては、ちゃんと女性として扱われるほうがうれしいし、こちらも相手を男性として(多少頼ったり甘えたりすることも含め)接するほうが気楽です。
異性の友達との関係も、一概に同じとはいえません。男女である限り、一定のラインを超えたらそれはもう友達ではないし、どちらか一方に恋心が芽生えてしまったら、相手がその感情に気づいた時点で友達関係は崩れてしまうでしょう(ちまたにはセフレやソフレも友達と解釈する考え方もありますが、筆者は否定します)。
筆者は、男友達として付き合える相手かどうか、判断する基準が1つだけあります。それは「恋人や配偶者に紹介できるかどうか」。もしも一方(もしくは双方)が自身のパートナー公認で付き合えないならば、それはもう友達とはいえません。
パートナー以外の異性との付き合いをオープンにできるのは、あくまで友達だからこそ。「個」として魅力的で、気が合い、かつ「(友人として)好き」な相手とは、性別関係なく友達として仲良くできるのがベストではないでしょうか。
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