夫の両親が突然、離婚した!
結婚して15年になるミサキさん(45歳)は、3歳年上の夫と13歳、11歳の娘たちと暮らしている。「3年前にようやく中古ながらマンションを買ったんです。共働きで頑張ってやってきて、やっと娘たちにも部屋を与えることができました。中古だけど広いんです。リフォームしてキッチンも使いやすくなりました。これからも家族4人で仲良く生活していくことだけが目標でした」
ところが今年の初め、夫に1本の電話がかかってきた。義母からだった。
「突然の離婚報告でした。夫はどういうことなんだと問いただしていたけど、要領を得なかったみたいで、車で1時間ほどかかる実家近くのホテルにいる義母に会いに行ったんです。その後、連絡があって『母親を連れて帰るから』と」
もちろん一時的な話だとミサキさんは思っていた。それより当時は、仲のよかった義両親が離婚したという事実を受け止めきれなかったという。
「義父はつい数年前まで働いていて、仕事をやめてからは義母と旅行をしたり地域のサークルに参加したり。ふたりともアクティブで、私たちが家を買ったときも喜んでお祝いもくれたけど訪ねてはこなかった。『あなたたち家族の時間を大事にして』というタイプだったんです。距離を取りつつ年に1、2回会うくらいでした」
夫が義母を連れてくると、義母は疲弊したような表情だった。お父さんは変わってしまった、私は無一文で追い出された、と泣いている。ともかくその日は疲れているだろうからと食事をとらせ、次女の部屋をあけて寝かせた。
「義両親はふたり暮らしで、夫はひとりっ子だから、事情がわからないんです。夫が父親に連絡したけど、もう離婚届は出したと言うばかり。夫は週末、父親に会ってきちんと話をしてくるから、それまで母親を置いてほしいという。義母は『私はホテルに泊まる』と言ったけど、そんなわけにもいきませんからね。娘たちにも協力を要請しました」
週末、実家に行って戻ってきた夫は困惑したような顔をしていた。
>義母は女全開のねっとりとした目で……