貯蓄

金利100倍も!2022年冬のボーナス金利キャンペーン

ボーナスの預け先は決まりましたか? どこに預けても同じと思っていませんか? ボーナス時期に、キャンペーン金利として高金利定期預金を提供している金融機関があります。ボーナスを活用して、有利に預け直しましょう。

伊藤 加奈子

執筆者:伊藤 加奈子

貯蓄ガイド

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<目次>

お金を貯めたいなら「ボーナスキャンペーン」の活用も検討!

夏と冬のボーナス時期に金融機関では、定期預金金利の上乗せなど、ボーナスキャンペーンを実施しています。ただ、マイナス金利政策が導入されてからはかなり縮小傾向にあります。キャンペーン実施は少なくなりましたがネット銀行を中心にキャンペーンを展開しています。

また、キャンペーンとせず、常時、一般の銀行より高めの金利を提示しているところもありますので、あきらめることなく、少しでもオトクにお金を預けることが大事です。
少しでもお得な定期預金を探そう

少しでもお得な定期預金を探そう

少しでも金利がいいところを探してみましょう

現在、一般の銀行では、定期預金金利は1年0.002%。100万円を1年預けても利息はわずか20円(税引き前)。これではボーナスが振り込まれても、普通預金口座に預けっぱなしでもたいして変わらない、という気持ちになるのも無理はありません。

しかし、ボーナスなどのまとまったお金は、きちんと別の口座に預け替え、貯蓄の目的を明確にしておくことが重要です。→こちらの記事『「脱・普通預金!」お金は正しい場所に置きましょう』も参考に。

その際、少しでも金利がいいところに預けることができればベスト。これから口座開設の手続きをしても間に合う金融機関もあるので、自分にとって使い勝手のよい銀行を選んで、預け替えにチャレンジしてみてください。

ボーナスキャンペーンを賢く使えば、金利100倍も!

現在(2022年12月8日時点。金利はいずれも税引き前)キャンペーン金利を実施している主な金融機関は、以下のとおりです。

auじぶん銀行

「冬の特別金利キャンペーン」
●特別金利/年0.13%
●預入金額/1円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2022年12月1日(木)~2023年1月31日(火)

新生銀行(インターネット限定)

「冬のボーナス金利キャンペーン」<パワーダイレクト円定期預金>
●特別金利/年0.20%
●預入金額/30万円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2022年12月1日(木)~2023年1月31日(火)
※2023年1月4日にSBI新生銀行に商号変更

ソニー銀行

「円定期特別金利」
●特別金利/年0.20%
●預入金額/1万円以上1円単位
●預入期間/6カ月
●対象期間/2022年12月1日(木)~2023年2月28日(火)
※積立定期(1年)は0.170%

楽天銀行

「冬のボーナスキャンペーン」
●特別金利/年0.13%(6カ月もの)、年0.15%(1年もの)
●預入金額/1000円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2022年11月25日(金)~2023年1月31日(火)

常時、金利が高いネット系の銀行も要チェック!

キャンペーンを実施しないまでも、常時、定期預金の金利が高い銀行があります(2022年12月8日時点。金利はいずれも税引き前)。

●あおぞら銀行BANK支店・BANK The 定期【BANK口座限定】
6カ月0.20%、1年0.21%、2年0.22%、3年0.23%、5年0.25%(50万円から預け入れ可能)

●オリックス銀行<eダイレクト預金~インターネット取引専用預金~>
6カ月0.10%、1年0.22%、2年0.15%、3年0.25%、5年0.28%、7年0.35%
(100万円から預け入れ可能)

●住信SBIネット銀行・円定期預金
1年0.20%(1000円から預け入れ可能)

●大和ネクスト銀行・円定期預金
年0.05%(10万円から預け入れ可能)

●東京スター銀行・スターワン円定期預金プラス
年0.20%(店頭・テレホンバンク限定。1年、3年、5年。300万円から預け入れ可能。金利は取引条件による)
年0.05%(インターネット限定。6カ月。50万円から預け入れ可能)

この他、地方銀行や信用金庫のネット支店で常時金利が高いところがあり、ネット支店であれば地元以外でも利用できますので、検討してみるといいでしょう。

さらに、あおぞら銀行BANK支店では普通預金金利が0.20%と一般の都市銀行の200倍。楽天銀行、イオン銀行は、取引条件を満たすと、普通預金金利が0.10%と100倍になるので、あえて定期預金ではなく、普通預金に預けるというのも賢い選択です。

注意! 投資信託や外貨預金とセットでないと高金利にならない商品も!

ボーナス時期などの預け入れで注意が必要なのは、これまで紹介したキャンペーンのように、「円定期」のみで特別金利を提示しているのではなく、投資信託や外貨預金などとセットで高金利になるというパッケージ商品です。一見すると、金利の高さに魅力を感じてしまいますが、投資商品とセットになっているため、運用次第では、定期預金の金利どころか損失が出てしまう可能性もゼロではありません。こうしたパッケージ商品は、よく理解して利用するようにしましょう。

いずれにしても、キャンペーン金利などを上手に活用するには、前回ボーナスキャンペーンは実施されたかなど情報を事前にキャッチし、あらかじめ口座開設の手続きをしておくことも大事です。ネット系の銀行は普通預金金利も高めなので、これを機に、一般の都市銀行の他にもうひとつ貯蓄用の口座を持つ、というような意識づけにつながればいいでしょう。

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