世の中の銀行員のイメージは、「まじめで堅実」「お金のために良い習慣を身につけている」というものがあるようですね。もちろん、そのような銀行員はいますが、そういう人ばかりではありません。
私自身、銀行員時代は必要だと思っていた習慣、当たり前だと思っていた行動も、後々考えてみると「無駄遣いだったかも?」と気付いたことは少なくありません。今回は、私が銀行員を辞めてから、お金のために「やめた習慣」についてお伝えします。
他行への振込をやめました
銀行員の場合、給料振込は自行の口座。勤務先も自行になるため、お金に関する手続きは、昼休みに出かけなくても、自行内で済ませることができます。
これって一見するとメリットがあるように思えますが、振込先が他行である場合は、自行のATMから手数料を支払って、振込をしないといけないのです。
最近ではカード決済も進んでいますが、決して振込がなくなりことはありません。銀行員のときは、自行のATMですべてを済ませていましたが、銀行を辞めた今は、手数料のかからない銀行へ出向いて手続きするようにしています。
1回ずつの手数料はわずかかもしれませんが、振込の回数が増えれば手数料分だけでまとまったお金がかかってしまうことも。もちろん、自分の生活圏内では手数料が無料にならない銀行へ振り込まなければならないこともあります。そのような場合は、できるだけ手数料が低くなるような金融機関や方法で振り込むようにしています。
銀行を辞めたことをきっかけに、コスト意識を見直すことができたように思います。
ランチ後のカフェ通いをやめました
銀行によっては社内食堂が完備されており、行内で食事などができる銀行もあると思いますが、そのような銀行は大手都市銀行などの一部のみ。ほとんどの銀行のランチ時間は、お弁当を持参する、デリバリーしてもらう、買って食べるのが普通です。行内で食事をするのはラクですが、上司なども一緒だとちょっと気づまりすることもあります。そこで、ランチを終えると、シフトがあう女子行員同志、近くのカフェでお茶をすることが習慣になっていました。
お茶をするといっても、コーヒーや紅茶だけですむわけがなく、プラスアルファでケーキなどを注文することがほとんど。ランチ時間にデザートだけを食べるため割高になり、1回で1000円近いお金がかかっていました。1カ月を4週で換算すると、週5日通って約2万円にもなります。
当時はランチした後にカフェに行くことが当たり前の習慣に
私自身、銀行以外の企業でも働いた経験はありますが、ランチ後のカフェへ行く習慣は、銀行を辞めてからなくなりました。
みなさんも、紹介した体験談を参考に、普段当たり前になっている習慣を一度見直してみると、何か発見があるかもしれません。