All Aboutマネーガイドでもある仲良しFP(ファイナンシャルプランナー)5人が、女子旅をしてきました。FPならではの観点で、お得で楽しい旅情報をリレー形式でお届けします。最終回は、50代が仲良し旅を成功させるための「お金の精算の鉄則」についてです。
【関連記事をチェック!】
第1回『仲良しFPで行ってみた!50代の仲良し旅を計画するときの3つの鉄則』
第2回『50代仲良し旅の交通費は?飛行機代や移動の交通費を節約するヒント3つ』はコチラ
第3回 『50代の仲良し旅行!宿に安く泊まるテクニック3つ』
第4回『50代の仲良し旅行、お得に街を観光するヒント3つ』
第5回『50代からの仲良し旅行!お得に飲食・宴会するヒント10個』
第6回『50代の仲良し旅行。女子旅は、こんな場所に立ち寄ると楽しい!ポイント3つ』
鉄則1:基本は「割り勘」で
家族旅行ではお金の支払いは一つのお財布から出せばよいですが、友達との旅行となると人数分のお財布があります。「ここは私が……」などと、順番に負担しあうのは厳禁です。旅行の費用は高額です。少しでも費用負担に差が出れば、楽しい旅行も憂鬱になってしまいます。楽しい旅行の費用は、1円単位で「割り勘」にしましょう。とはいっても、お金を払うたびに毎回精算していたら大変! 限られた時間での楽しい旅行です。割り勘に時間をかけるのはもったいない! また、小銭がいくらあっても足りません。その場は、誰かが一括して支払いをするとよいでしょう。
鉄則2:一番お得になる人が支払う
仲良し女子旅での絶景ランチ。この精算もまとめて支払うことで、スムーズにお家計がすみました
クレジットカードやコード決済が可能な支払いは、ポイントが貯まりやすいカードで精算するのが鉄則。現金を持ち寄って精算するより、お得です。
鉄則3:その場で費用計算を
会計の都度、その支払い情報をすぐに記録しましょう。一日の最後にまとめて……などと考えていると、おっくうになってしまいます。誰が何にいくら払ったか。その時点での一人当たりの平均金額、それぞれの合計負担額と平均金額との差も確認しましょう。スマートフォンの計算アプリを使うと即座に確認できて便利です。費用負担も偏りがないように、その時点で一番負担金額が少ない人が会計をするようにすると、後の精算が楽になります。また、常に一人あたりの金額を確認することで、予算とかけ離れていないかチェックすることができます。楽しい旅も、予算オーバーとなってしまうとよくないですからね。
解散時にまとめて精算
最終的な精算は、楽しい旅の終わりにやります。すべてのかかった費用、誰が何にいくら払ったか、一人当たりのかかった費用、その差額を確認します。あとは、差額をお互いに精算して割り勘とします。現金や○○Pay支払いなど、都合のよい方法で精算するとよいですね。FP5人の仲良し旅の精算は?
私達FP5人の仲良し旅では、事前にスマートフォンの表計算アプリ(iCloudのNumbers)で割り勘の計算ができる集計表を作成し、全員で共有できるようにしました。旅行前に支払っている宿泊代、レンタカー代などは先に入力しておき、旅行中は支払いの都度、負担した金額を入力。 毎回、誰が一番お金の支払いが少ないか(ビリ)を発表し、ゲーム感覚でお金の精算を競っていました。「次は私が払うね」と、お金を払う場面が楽しく感じられるほど。最後まで、ビリ争いは続きました。今回の旅は、温泉旅館に泊まりましたが、高額な旅館代を支払っていたUさんは旅行中の支払いは一切せず、まるでUさんの大名旅行のようでした(笑)。最終的な精算は、解散場所の松山空港で。最後のビール(各自精算)で乾杯をしながら、旅の費用をすべて確認し、1円単位で精算。実際は、Uさんへの支払いが中心となり、Uさんがお金持ちになったような錯覚に陥りましたが、ここはFPのメンバーです。「旅館代のカードの支払いが後から来るよ! 今、みんなから現金もらって、お金持ちになった気分でいないでね(笑)」とUさんへの注意喚起は忘れませんでしたよ。
精算が終わった後のビール! 次の旅行を考えながら、旅の最後まで楽しい時間を過ごしました! この後、羽田、伊丹、福岡行きとそれぞれの便に乗って解散!
次回も、1円単位できれいに割り勘をして、女子旅を楽しみたいと思います。さらにパワーアップした、FP5人仲良し旅のご紹介ができますように!