値上げラッシュの今「メルカリ」を賢く使うテクニック
物価上昇が続き、家計への負担も大きくなってきています。そうなると少しでも安いものを買おうと考えますが、価格だけではなく買う場所にも着目してみてはいかがでしょう。
メルカリなどのフリマアプリを使うことで「家計防衛」につながることも多々あります。買う側、売る側の両方の視点でフリマアプリを賢く使うテクニックを解説していきます。
【購入編】買う側で得をする4つのテクニック
物価上昇の中で最も困るのは、日々の買い物です。普段買っているものが気づいたら値上げになっていることも多く、ため息が出てしまいますよね。フリマアプリには実にいろいろな商品が出品されているので、ほしいものが安く見つかる可能性があります。まずは買う側の視点で、フリマアプリの賢い使い方を見ていきます。1. 中古品を狙う
新品で買うと高価なものでも、中古品になれば半額以下になることも少なくありません。例えば家電やアウターなどの値段が高いものは、半額になれば割引金額も大きくなりますよね。筆者も数年前、新品で買うと5万円ほどするホームベーカリー(現在はもっと安く買えます……)を、メルカリで1万7000円ほどで購入しました。型落ち品だったのですが、問題なく使えています。
数万円するアウターを、半額以下で購入したこともあります。中古品なので、多少は使用感がありますが、新品で買ってもいずれ使用感は出るものです。その分安く買えるならば、十分お得だといえます。
我が家では、子どもが使う参考書や問題集は、ほとんどフリマアプリで購入しています。参考書は使う期間が比較的短いにもかかわらず新品で買うと1000円以上することも多いので、内容が同じものを安く買えるのは非常に助かります。
2. 売りやすいものを買う
使う回数が少ないものや使う期間が短いものは、使った後でフリマアプリで売ることを考えましょう。筆者の場合は、先ほども紹介した参考書や問題集は子どもの学年が変わったタイミングや、入試が終わった際にフリマアプリで売るようにしています。
他にも子どもの卒業式や入学式で使うフォーマルスーツ、マタニティ用品なども使用期間が決まっている商品と言えます。新品で買うと価格が高いこともあり、フリマアプリで安く買う人も少なくないでしょう。
その際、重要なのは「売りやすいもの」を選ぶことです。例えばその年の流行を取り入れているものは、翌年は使いにくくなってしまうので、定番のデザイン、色を選んでいくことが重要になります。
3. クーポンを積極的に活用する
フリマアプリでは、購入者向けにたびたびお得なクーポンを発行しています。楽天ラクマでは3%オフ、5%オフ(3000円以上の商品限定)になるクーポンが発行されますし、PayPayフリマでも5%オフや10%オフ(割引金額に上限あり)になるクーポンが出ることがあります。PayPayフリマの場合、毎週末に「週末はとりまフリマ」で5%オフ(上限800円)が行われます。それらのクーポンが発行されたタイミングに購入することで、よりお得に商品をゲットしましょう。
4. 食品は箱買いする
値上げラッシュの今、フリマアプリでぜひ買ってほしいのが食品です。「食品も売っているの? 」という声も聞きますが、メルカリでは事業者が出品できる「メルカリShops」がありますし、楽天ラクマでも食品の出品に力を入れています。PayPayフリマでも食品が多数出品されていますから、ネットショップと同じような感覚でフリマアプリを使うことができます。
フリマアプリでは箱単位で販売されることが多いので、その点は注意が必要になります。保管する場所や賞味期限などを確認しておきましょう。
筆者はよく冷凍できる食品をフリマアプリで購入しており、先日もメルカリで椎茸を箱買いしました。
購入時に損をしない、トラブルに合わないための注意点
いくら安く販売されているといっても、慌てて購入ボタンを押すのはやめましょう。購入時に必ず確認することがあります。■出品者の評価
出品者の評価は数だけではなく、「マイナス評価の内容」をしっかりチェックしておきましょう。どんなことでマイナス評価をされたのかが問題です。例えば病気で発送が遅くなってしまったのであれば、やむを得ない理由でしょう。
一方、出品した商品と届いた商品が違うなど出品者に落ち度があると思われる場合のマイナス評価が多数ある場合には、取引は避けた方がよいかもしれません。
■送料の負担
フリマアプリでは、送料を購入者が負担するケースもあります。PayPayフリマでは必ず出品者負担ですが、メルカリと楽天ラクマでは着払いで送ることもできるのです。販売価格が安いと思って買ったら実は着払いだったとなると、購入者の負担が増えてしまいます。送料の負担も確認していきたいポイントです。
【出品編】家にある不用品を出品して家計の足しにしよう
次は出品者の立場になって家計防衛を考えていきます。売る側からすると、やはり不用品がお金に換わるというのが大きな利点になってきます。家の中に置いていても使い道がないモノが、フリマアプリに出品すれば買い手がつくことも。フリマアプリは、たった1人がほしいと思ってくれれば取引が成り立つ市場です。ユーザーは全国各地にいますし、メルカリだけで2000万人以上が利用しています。その中でたった1人でいいのです。出品してみる価値はあると思います。出品する際には、まず出品禁止物を確認しましょう。商品の説明文を入力する手間が気になる場合には、テンプレートを作ってしまうのも手です。写真に関しては、撮影できる時に撮り溜めをしておいて、時間があるときに出品することもできます。24時間いつでも出品できるのがフリマアプリのメリットでもあるので、隙間時間をうまく活用していきましょう。
何でもフリマアプリで売り買いすれば良いわけではない
ここまで家計防衛の手段としてフリマアプリを勧めてきましたが、何でもフリマアプリで買ったり売ったりするのではなく、リアル店舗で取引をしたほうがよいモノもあります。例えばすぐに使いたい食材はスーパーで買ったほうが効率的ですし、もしかしたらスーパーの特売のほうが安いかもしれません。不用品を売るにしても、フリマアプリの場合は販売手数料や送料を考えなければなりません。そうなるとリサイクルショップに持ち込んだほうがよい場合もあるでしょう。まずは「ケースバイケースでフリマアプリを生活の中に取り入れていく」。そうした感覚で始めてみてはいかがでしょうか。
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