メルカリで商品を送るときの配送方法。どれを選べばよいのか悩む
メルカリで使える主な配送方法は?
まずはメルカリで使える主な3つの配送方法を簡単におさらいしておきましょう。かっこ内は料金です。■メルカリ便
メルカリ便はメルカリが用意してくれている配送方法です。ヤマト運輸と連携した「らくらくメルカリ便」には、ネコポス(210円)、宅急便コンパクト(450円)、宅急便(750円~)があります。郵便局と連携した「ゆうゆうメルカリ便」は、ゆうパケット(230円)、ゆうパケットポスト(215円)、ゆうパケットプラス(455円)、ゆうパック(770円~)の4つがあります。匿名配送が使える、追跡ができるなどのメリットがあります。
■普通郵便
定形封筒に入る定形郵便(84円、94円)と、定形封筒に入らない定形外郵便(120円~)があります。定形外郵便に関しては規格があり、規格内と規格外では料金が異なります。出品者と購入者でお互いに住所や氏名などの情報を伝えることになります。また追跡はできません。
■レターパック
専用の封筒を購入して送る方法です。レターパックライト(370円)は厚さ3cmまで。レターパックプラス(520円)は封筒に入れば厚さは関係ありません。ただし重さはいずれも4kgです。匿名配当は使えませんが、追跡はできます。
メルカリでは他にも使える配送方法がありますが、サイズや料金などを考えると上記3つの方法で商品を送ることができます。他の配送方法に関しては「メルカリ発送方法を徹底比較! 送り方が簡単&送料が安いのは?」で確認してください。
使える方法をフルに活用しようと思うのはNG
配送方法がたくさんあって悩んでしまうのは、使える方法をフルに活用しようと考えてしまうことが理由の1つです。あれもこれも使い分けることで料金を安く抑えられたり、個人情報を守れたりもしますが、実際に使いこなすのはけっこう大変です。筆者自身も、最初は普通郵便を使ったり、メルカリ便を使ったりしていました。商品によって配送方法を変えれば、料金が安くすみ、その分売上金が増えることもありますから。もちろん人それぞれ、何に重きを置くのかは異なります。
ここでは、5つのポイントに分けて配送方法の選び方を見ていきましょう。
ポイント1:個人情報を守りたいなら「メルカリ便」
メルカリ便(らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便)の最大のメリットは、匿名配送が使えること。出品者も購入者もお互い住所や名前を教えなくて良いので、個人情報を守れます。一昔前は、ここまで個人情報を守るような感覚はなかったのですが、ここ数年で情報の重要性が高まったように思います。自分の情報を相手に伝えたくないならば、メルカリ便を使うしかありません。注意点としては、出品者は出品時に配送方法をメルカリ便に設定しなければならないことです。そうしないと、購入された後で個人情報が相手に伝わってしまいます。
ちなみに、購入された後でメルカリ便から他の方法に変更することも可能です。その場合、出品者に購入者の情報が来ないので送り先が分かりません。取引メッセージを使って、送り先を聞くことになります。
ポイント2:送料を安く抑えたいなら「メルカリ便」
メルカリ便は、料金が安く設定されています。例えば宅急便を使う場合、ヤマト運輸のラベルを使って送るよりも料金が安いのです。また全国一律料金になっているのも見逃せないポイントです。北海道に住んでいる出品者が沖縄県に住んでいる購入者に商品を、ゆうゆうメルカリ便のゆうパックで送ろうと思ったら、料金は770円です。でも郵便局のゆうパックは1550円になり(割引適応なしの場合)、2倍以上の違いが出てしまうことになります。どこに住んでいても料金を気にすることなく送れるのは、メルカリ便の大きなメリットです。
ポイント3:小さいものを送るなら「定形郵便」
トレーディングカードなどの薄くて小さなものは、定形郵便で送ることができます。重さによって料金は変わり、25g以内なら84円、50g以内なら94円です。サイズは14~23.5cm、9~12cm以内、厚さは1cm以内です。メルカリ便でサイズが小さくて料金が安いのはネコポス(210円)かゆうパケットポスト(215円)なので、定形郵便の料金の安さは一目瞭然です。
定形郵便よりもサイズが大きくなると定形外郵便になるのですが、そうなるとメルカリ便を使った方が良いと考えます。料金はメルカリ便よりも安くなる場合もありますが、郵便局の窓口に行く必要が出てくる可能性があるからです。
郵便局は基本的に24時間営業ではないので、時間を気にしなければなりません。また細かい重さによって料金が変わってくるので、梱包材や梱包方法で、自分が思っていた料金よりも高くなってしまうことがあるのです。それならば、細かい重さでの区分がないメルカリ便の方が楽に発送できると筆者は考えます。
ポイント4:300円で出品しているなら「定形郵便」
メルカリの最低販売価格「300円」で出品した場合、メルカリの販売手数料や送料を考えると、売上金が少なくなってしまうのは否めません。もし定形郵便で送れる商品であれば、その方法を使うことで売上金を少しでも増やすことができます。定形郵便(84円)ならば、メルカリの販売手数料30円と送料84円を引いて売上金は186円。メルカリ便のネコポス(210円)の売上金は60円になってしまいます。300円の商品なら、料金の差は大きく響いてくるのです。
ポイント5:いつでも発送したいなら「メルカリ便」
発送するタイミングを心配したくないならば、コンビニから送れる「メルカリ便」が良いでしょう。郵便局から送る方法では窓口の営業時間に間に合わず、発送が遅れてしまうこともあるからです。またメルカリ便のゆうパケットポストならば、街中のポストに投函するだけで発送ができます。コンビニでの手続きも不要なので、荷物のサイズさえ合えばゆうパケットポストは発送のストレスをかなり軽減してくれます。
何を重視するかで発送方法を決めていこう
メルカリの発送方法は、色々な方法を使うことを考えずに、できるだけ絞り込んだ方が良いと筆者は考えています。生活スタイルもそうですし、何を最も重視するかで決めていくのも良いでしょう。筆者の場合は、匿名性とコンビニから発送ができる点で、メルカリ便に絞り込んでいます。出品時に発送方法が決められて、料金も分かるので、販売価格も決めやすくなるのも利点。配送方法にはそれぞれメリットや注意点があるので、それらを踏まえつつ、配送方法を決めてしまえば悩むことなく発送ができるのではないでしょうか。
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