広々した関東平野をのんびり走る「SLもおか号」
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茂木を出発して上り勾配に挑む午後の上り列車 |
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普段はC12形が3両の客車を牽引して走ることが多い |
第3セクター真岡鉄道(旧国鉄真岡線)の下館(茨城県)~茂木(もてぎ)(栃木県)間を走るのが「SLもおか号」。こちらも年中楽しめる路線で、小型のC12形とC11形の2台のSLのどちらかが3両の客車を牽引する。時には2台で牽引する重連運転も行われる。
客車は昔懐かしい茶塗りだが、旧型客車ではなく、1970年代後半から旧国鉄のローカル線で使われたレッドトレインを塗り替えたもので、エアコンはないが自動ドアである。終点・茂木(もてぎ)近くで山越えがある以外は、関東平野をのんびり走る。
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C12とC11の重連運転。小型とはいえ、重連は結構迫力がある |
全線単線で架線のない非電化区間なので、汽車が走るに相応しい環境で、昔懐かしい国鉄ローカル線の雰囲気が楽しめる。焼き物のふるさと益子(ましこ)で途中下車をするのもいいだろう。週末を中心に一年を通して運転される。JR東日本と関係が深く、指定券がみどりの窓口で買えるし、C11形が時折貸し出され、JR只見線や石巻線で出張運転をしたりする。
<関連リンク>
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真岡鐵道公式サイト