鉄道/SL

SL列車(4ページ目)

春になると全国各地でSL列車が走り出す。北海道から九州まで魅力溢れるSL列車の「乗りどころ」を紹介しよう

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

SL動態保存運転第1号だった大井川鐵道

C10形SL
大井川鉄道のSLはC11の他、C10やC56が走っている。写真はC10形
旧型客車
客車は新旧いろいろあるが、茶塗りのこのタイプの旧型客車がSLには一番似合う。いかにも「汽車」といった風情だ
小型のSLではあるが、一年中汽車旅が楽しめる路線もあります。SL観光列車の老舗といえば1976年に「かわね路号」の運転を開始した静岡県の大井川鐵道だ。現在、4台のSLが動ける状態で保存され(動態保存)、一年中運行している。

東海道本線の金谷から分岐し、大井川に沿って北上。静岡名物茶畑の間を縫って山々に囲まれた渓谷を千頭(せんず)までのんびり走る。

SLに牽引されるのは、ドアが手動でエアコンがない旧型客車だ。しかもオリジナルの茶色塗装で「汽車」の旅にぴったり、これこそ本物のレトロ列車だ。

旧型客車内
客車の車内。レトロな雰囲気は心を落ち着かせる
車内では、名物車掌が時に歌を交えて名調子で沿線やSLの魅力を熱く語ってくれる。さらに駅弁、名産のお茶、それに各種SLグッズの販売と盛り沢山で、1時間20分ほどの旅はあっけなく感じられる。

<関連リンク>
大井川鐵道公式サイト


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