鉄道/SL

SL列車(5ページ目)

春になると全国各地でSL列車が走り出す。北海道から九州まで魅力溢れるSL列車の「乗りどころ」を紹介しよう

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

広々した関東平野をのんびり走る「SLもおか号」

SLもおか号
茂木を出発して上り勾配に挑む午後の上り列車
C12
普段はC12形が3両の客車を牽引して走ることが多い
第3セクター真岡鉄道(旧国鉄真岡線)の下館(茨城県)~茂木(もてぎ)(栃木県)間を走るのが「SLもおか号」。こちらも年中楽しめる路線で、小型のC12形とC11形の2台のSLのどちらかが3両の客車を牽引する。時には2台で牽引する重連運転も行われる。

客車は昔懐かしい茶塗りだが、旧型客車ではなく、1970年代後半から旧国鉄のローカル線で使われたレッドトレインを塗り替えたもので、エアコンはないが自動ドアである。終点・茂木(もてぎ)近くで山越えがある以外は、関東平野をのんびり走る。

C12
C12とC11の重連運転。小型とはいえ、重連は結構迫力がある
全線単線で架線のない非電化区間なので、汽車が走るに相応しい環境で、昔懐かしい国鉄ローカル線の雰囲気が楽しめる。焼き物のふるさと益子(ましこ)で途中下車をするのもいいだろう。週末を中心に一年を通して運転される。JR東日本と関係が深く、指定券がみどりの窓口で買えるし、C11形が時折貸し出され、JR只見線や石巻線で出張運転をしたりする。

<関連リンク>
真岡鐵道公式サイト

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