コンビニグルメ

構想3年!王道の味わいを追求したローソンの「濃密カヌレ」はクセになるカリ&もち食感

ローソンから発売された「濃密カヌレ」は、王道の味わいと手ごろな価格を実現させたスイーツ!

笹木 理恵

執筆者:笹木 理恵

おうちグルメガイド

2020年頃からのブームに伴い、いろいろなところで味わえるようになった「カヌレ」。コンビニでも見かけるようになりましたが、ローソンがこの秋発売するのは、王道のおいしさにこだわった「濃密カヌレ」(税込160円)です。
 

フランス・ボルドーの伝統菓子「カヌレ」

濃密カヌレ

「カリモッチ」の記載がパッケージにも!

カヌレは、フランス・ボルドーの伝統菓子で、溝のあるカヌレの型に牛乳やバター、小麦粉、卵などから作る生地を流して焼き上げたもの。独特の真っ黒な見た目と、外側はカリッと、中はしっとりとした食感が特徴です。

 

ローソンは2019年から開発をしていた

濃密カヌレ

大量生産するためには、生地を寝かせる時間と長い焼成時間が課題に

日本では過去に何度かブームがあり、直近では、2020年頃から各地でカヌレの専門店ができたり、パティスリーやホテルのメニューにもラインナップされるようになりました。

ローソンでも、「バスチー」に次ぐ看板スイーツの候補として、3年ほど前からカヌレの商品化を試みていましたが、生地を寝かせる工程と、焼成の工程に時間がかかることに加え、専用の型が必要であることなどがネックとなり、商品化に時間を要してしまったそうです。
 

長く愛される商品にしたいから「お手頃価格」に

濃密カヌレ

専門店やパティスリーでは1個200円以上がほとんどなので、160円はお手頃価格

そんな経緯もあり、まずは2021年10月からカヌレの販売をスタート。そして、今回の「濃密カヌレ」の登場となりました。長く愛される本格カヌレを提供したいという思いから、プレーンタイプのカヌレとし、さらに価格を買い求めやすい160円に設定しているのが特徴です。

 

表面はカリッと、中はもっちりとした食感

濃密カヌレ

中は密度が高く、もっちり、むちむちとした食感

袋から取り出すと、本格カヌレそのもの! 牛乳、卵、カヌレ専用のミックス粉、発酵バター、ラム酒、バニラシードなどを配合した生地をじっくり寝かせてから型に入れ、長時間かけて焼きあげることで、外側はカリッと、中側はもっちりとした食感に仕立てています。

 

ラム酒やバニラが香る、本格的な味わい

濃密カヌレ

ラムの香りはそこまで強くなく、食べやすいバランス

カヌレの持ち味であるカリッとした食感に、高貴なラムの香りやバニラの風味もほんのり加わって、本格的な味わいが楽しめます。

 

カリッと食感が保てるのは「冷蔵販売」だから

濃密カヌレ

コンビニのカヌレが、フランスや外国の伝統菓子に興味をもつきっかけにも

カヌレは繊細な食感が持ち味なので、湿気の多い日本ではカリッとした食感を長時間維持するのがむずかしく、賞味期限は当日というお店も少なくないのですが、「濃密カヌレ」は冷蔵販売にすることで、カリッとした食感がより長持ちするようになっています。

そうした背景にも目を向けると、コンビニでカヌレが味わえる価値がまた違って感じられるのではないでしょうか。そして、「濃密カヌレ」をきっかけにフランスの菓子文化や、パティスリーのお菓子に興味をもってくれる人が増えたらうれしいです。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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