iPhone/iPhone 14

「iPhone 13 Pro」並みの性能を搭載した「iPhone 14」の実力は? カメラや各機能を実機でレビュー(4ページ目)

9月16日に発売された、新iPhoneのスタンダードモデル「iPhone 14」。性能的に見ると前シリーズの上位モデル「iPhone 13 Pro」と同等の性能を備えていますが、両機種の機能や性能にどの程度の違いがあるのか、実機で比較してみました。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

iPhone 13 Proより性能が落ちるポイントは

ただひとつ、iPhone 13 Proと比べ性能が落ちるポイントがディスプレイのリフレッシュレート、つまり書き換え速度です。

iPhone 13 Proは1秒間に120回画面を書き換えられるのですが、iPhone 14は通常のスマートフォンと同様60回までとなっています。この書き換え速度はスクロールやゲームプレイ時の滑らかさに影響してくるだけに、こうした点を重視するのであればやはりiPhone 14 Proを選んだ方がいいかもしれません。

・iPhone 13 Proの場合
リフレッシュレート120Hzに対応したiPhone 13 Proには、書き換え速度を制限する「フレームレートを制限」という設定がある

リフレッシュレート120Hzに対応したiPhone 13 Proには、書き換え速度を制限する「フレームレートを制限」という設定がある

・iPhone 14の場合
iPhone 14で同じ設定画面を開くと、「フレームレートを制限」の設定がないことが分かる

iPhone 14で同じ設定画面を開くと、「フレームレートを制限」の設定がないことが分かる

 

価格はどうか

最後に価格ですが、発売当初の価格は最も安い128GBモデルで11万9800円、最も高い512GBモデルで16万4800円となっています。

ベースの性能は非常に高く、多くのシーンで満足できる性能を持つのは確かですが、円安の影響でiPhone 13 Proの発売当時の価格(12万2800円から)に匹敵する価格となってしまっただけに、価格を重視するなら値段が下がった旧機種のiPhone 13(10万7800円から)をあえて選ぶのも手かもしれません。


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