iPhone/iPhone 14

「iPhone 13 Pro」並みの性能を搭載した「iPhone 14」の実力は? カメラや各機能を実機でレビュー(2ページ目)

9月16日に発売された、新iPhoneのスタンダードモデル「iPhone 14」。性能的に見ると前シリーズの上位モデル「iPhone 13 Pro」と同等の性能を備えていますが、両機種の機能や性能にどの程度の違いがあるのか、実機で比較してみました。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

 

広角カメラと画像処理が強化

カメラは広角、超広角共に1200万画素だが、広角カメラはiPhone 13 Proと同等の性能に進化している 

カメラは広角、超広角共に1200万画素だが、広角カメラはiPhone 13 Proと同等の性能に進化している 

注目される機能のひとつであるカメラを確認しますと、iPhone 14のカメラは1200万画素/F値1.5の広角カメラと、1200万画素/F値2.4の超広角カメラの2眼構成。iPhone 13から大きく変わっているのは広角カメラ。iPhone 13 Proと同じ画素のサイズで、より大きな1.9μmのものが採用されています。

・iPhone 14の広角カメラで撮影
iPhone 14の広角カメラで撮影した写真

iPhone 14の広角カメラで撮影した写真

・iPhone 13 Proの広角カメラで撮影
同じ場所からiPhone 13 Proの広角カメラで撮影した写真

同じ場所からiPhone 13 Proの広角カメラで撮影した写真

iPhone 14では、複数の写真を一度に撮影し、最適な要素を組み合わせて1枚の写真にする従来の「Deep Fusion」を強化、圧縮前の写真で同じ処理を実施する「Photonic Engine」という新しい画像処理を搭載し、より画質の改善がなされているようです。
 

暗い場所で撮影を比較

実際にiPhone 14とiPhone 13 Proを使って暗い場所で撮影してみましたが、どちらもブレやノイズなどが起きにくく綺麗に撮影できています。筆者が試してみた限りでは大きな差が出る訳ではない印象ですが、より多くのシーンで撮影してみると違いが見えてくるかもしれません。

・iPhone 14で夜景を撮影
iPhone 14で夜景を撮影した写真

iPhone 14で夜景を撮影した写真

・iPhone 13 Proで夜景を撮影
同じ場所からiPhone 13 Proで撮影した写真

同じ場所からiPhone 13 Proで撮影した写真

 

フロントカメラで比較

一方のフロントカメラについても、画素数は1200万画素と共通していますがF値が1.9と、iPhone 13 Pro(F値2.2)より低くなっており、こちらもより暗い場所での撮影に強くなっています。こちらは実際に暗い場所で撮影してみると、その差が顕著に出る印象です。

・iPhone 14のフロントカメラで撮影
iPhone 14のフロントカメラを使い、暗い場所で撮影した写真

iPhone 14のフロントカメラを使い、暗い場所で撮影した写真

・iPhone 13 Proのフロントカメラで撮影
同じ条件でiPhone 13 Proのフロントカメラを使って撮影した写真

同じ条件でiPhone 13 Proのフロントカメラを使って撮影した写真

iPhone 14はスタンダードモデルということもあり、iPhone 13 Proに搭載されている望遠カメラはありません。また高画質で写真や映像を保存できる「ProRAW」「ProRes」フォーマットにも対応していないことから、望遠撮影や一層の高画質を必要としているなら、値段は上がりますが「iPhone 14 Pro」を選んだ方がいいでしょう。

>次ページ:性能はiPhone 13 Pro相当に
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