iPhone/iPhone 14

「iPhone 13 Pro」並みの性能を搭載した「iPhone 14」の実力は? カメラや各機能を実機でレビュー(3ページ目)

9月16日に発売された、新iPhoneのスタンダードモデル「iPhone 14」。性能的に見ると前シリーズの上位モデル「iPhone 13 Pro」と同等の性能を備えていますが、両機種の機能や性能にどの程度の違いがあるのか、実機で比較してみました。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

性能はiPhone 13 Pro相当に

もうひとつの進化ポイントとなるのが、チップセットです。iPhone 14にはiPhone 13 Proと同じく、「A15 Bionic」のグラフィック性能強化版が搭載されており、搭載するチップセットの名前は同じですがiPhone 13より強化が図られているのです。

実際にベンチマークで両機種の性能を比べてみましたが、筆者が試した結果ではiPhone 13 Proの方がやや高めという結果になったものの、大きな差はなく性能が高いことは確かだといえるでしょう。

・iPhone 14のベンチマーク結果
iPhone 14の「GeekBench 5」のCPUベンチマークの結果

「GeekBench 5」で測ったiPhone 14のCPUベンチマークの結果

・iPhone 13 Proのベンチマーク結果
iPhone 13 Proの「GeekBench 5」のCPUベンチマークの結果

「GeekBench 5」で測ったiPhone 13 ProのCPUベンチマークの結果

・iPhone 14のグラフィック性能
主に3Dグラフィックの処理性能を測る「3DMark」(Wild Life Extream)のiPhone 14のベンチマーク結果

主に3Dグラフィックの処理性能を測る「3DMark」(Wild Life Extream)で見たiPhone 14のベンチマーク結果

・iPhone 13 Proのグラフィック性能
「3DMark」(Wild Life Extream)のiPhone 13 Proのベンチマークの結果

「3DMark」(Wild Life Extream)で見たiPhone 13 Proのベンチマークの結果

 

スマホゲーム「原神」で試してみると

チップセット性能の向上が貢献するのは、やはり高性能を要求されるゲームではないでしょうか。例としてスマートフォンゲームの中でもとりわけ高い性能が要求される「原神」の事例を挙げますと、このゲームは端末性能によってデフォルトのグラフィック設定が変わってくるのですが、iPhone 14の場合それが5段階中4段階の「高」になっています。
「原神」のグラフィック設定を確認したところ。デフォルトの設定が「高」になっていることが分かる

「原神」のグラフィック設定を確認したところ。デフォルトの設定が「高」になっていることが分かる

これがどの程度すごいのかといいますと、最新のAndroidスマートフォンのハイエンドモデルでこの設定を確認すると、デフォルトの設定は1段階下の「中」なのです。こうした点からも、iPhone 14の性能は既存のスマートフォンの中でもかなり高いことが理解できるのではないでしょうか。

>次ページ:iPhone 13 Proより性能が落ちるポイントは
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