「くすみのないピンク」はどんな色？華やかな“新しいピンク”を取り入れた40代女性コーデ

2022夏シーズンは、鮮やかなフューシャピンクなど「くすみのないピンク」が人気を集めています。フューシャピンクがトレンドカラーに浮上したのは、イタリアを代表するブランド、ヴァレンティノ（VALENTINO）と、色見本帳を提供するPANTONE（R）社とのコラボレーションがきっかけです。

ヴァレンティノのクリエイティブ・ディレクターを努めるピエールパオロ・ピッチョーリは、「ジェンダーや人種、年齢、そういった垣根を超える色」として、従来のイメージにとらわれない新しいピンクを打ち出しました。

ピンクは甘く優しく繊細な色ですが、軽薄で快楽的で不真面目なイメージもあります。ヴァレンティノのピンクは、力強さとエレガンス、そして、開放感と楽しさを兼ね備えています。

今シーズンの「くすみのないピンク」には、3つのタイプがあります。今回は、それぞれの色の特徴とコーディネートの正解を見ていきましょう。
 

1：ヴァレンティノ風ビビッドな青みピンク

■ビビッドピンクのパワショルクロップド丈Tシャツ ヴァレンティノ風のビビッドな青みピンクは、パーソナルカラーのウィンタータイプに似合います。華やかな色ですが、ウィンタータイプの人が身につけると、肌や瞳の色と調和し、すっきりと垢抜けた印象に。

肩パッド入りのクロップド丈Tシャツは、ハイウエストジーンズなど、フルレングスのパンツと合わせると、バランスのよい着こなしになります。腕を上げるとウエストが見えるので、インナーを着用して、素肌が露出しないようにするといいでしょう。

■ビビッドのピンクのマキシ丈Iラインスカート ヴァレンティノ風のビビッドな青みピンクは、強く印象に残る色。この色の鮮やかさに躊躇するときは、トップスよりもボトムスの方が取り入れやすいでしょう。

Iラインのマキシ丈スカートは、トレンドアイテムのひとつ。少しくびれ感のあるマーメイドラインになっているので、美シルエットを叶えてくれます。
 

2：爽やかなパステルピンク

■パステルピンクのフレンチスリーブストライプシャツ 青みピンクに白を混ぜたようなパステルピンクは、パーソナルカラーのサマータイプに似合います。こちらのストライプシャツは細めの縦ラインで、すっきりとした印象。たっぷりとした身幅のフレンチスリーブで、前後のどちらにも着回せる2ウェイデザインとなっています。

トレンドのIラインのマキシ丈スカートは、フロントに入った深めのスリットがポイント。上下を淡いトーンでまとめた、爽やかな着こなしです。

■パステルピンクのレースタイトロングスカート 涼やかなレースを使用した、上品な雰囲気のタイトロングスカート。トレンドのIラインシルエットで、通勤スタイルにも取り入れやすい丈感のエレガントなデザインです。

パウダリーなピンクを着ると血色が悪く見えたり、ぼけて見えるときは、ボトムスで取り入れるのが正解です。自分に似合う色のトップスを合わせて、ピンクの着こなしを楽しみましょう。
 

3：華やかなコーラルピンク

■コーラルピンクのパフスリーブワンピース 青みの強いピンクを着ると肌になじまず浮いて見えるときは、少し黄みを帯びたコーラルピンクがおすすめです。

リネン混素材が涼しげなこちらのパフスリーブワンピースは、休日カジュアルにぴったり。バックシャンデザインで、さり気ない肌見せを楽しめます。

■コーラルピンクのテーパードパンツ 少し黄みを帯びたピンクが似合うのは、パーソナルカラーのイエローベース（スプリングタイプ、オータムタイプ）。コーラルピンクを着ると顔色がくすむときは、トップスよりもボトムスで取り入れるのが正解です。

上半身をコンパクトに見せるクロップド丈のTシャツは、バランスを取りやすく、今っぽいコーディネートを楽しめます。

今回は3つのタイプの「くすみのないピンク」のコーディネートをご紹介しました。

ピンクを着たり、髪をピンクに染めたりする男性のお笑い芸人が人気を博しているように、ピンクはその人の個性を浮き彫りにする不思議な魅力があります。

今シーズンのピンクは、アメリカのアニメーションのキャラクター、ピンクパンサーにも通じるところがあるのではないでしょうか。クールで落ち着いているが、好奇心が強く、いたずら好きで、空想にふけることも好き……。

「くすみのないピンク」を取り入れて、開放感や楽しさを味わってみませんか？


参考
2022-23年秋冬コレクション ヴァレンティノ ピンク PP コレクション

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