筆者が銀行員として働いていたときに、老後破綻・老後貧乏の予備軍になってしまう人には特徴があることに気づきました。ここではその3つの特徴について解説します。
手数料に無頓着
銀行の場合、窓口で振り込む場合と、ATMで振り込む場合では手数料が違います。お金が貯まる人は、わずかな差額も見逃しません。できるだけ手数料を抑えるようにATMで手続きしますし、場合によっては無料で支払える銀行や郵便局まで出向きます。一方で、老後破綻・老後貧乏の予備軍は、手数料に無頓着な傾向があります。ATMで振り込むのは面倒だからと、窓口で振込手続きをします。
また、もう少し歩けば、手数料が安くなる、無料になる金融機関があっても、面倒だからと近場の金融機関で振り込んでしまい、余計な手数料を支払ってしまいます。
もちろん時間を節約することは大切なことですが、わずか数分、数秒の手間を惜しんで余計に手数料を支払ってしまうのは、もったいないですよ。
順番を待っていられない
窓口、ATMともに順番待ちは必須です。窓口なら何番目に対応してもらえるのか、ATMならどれくらいの人が並んでいるのかは見れば分かりますよね?とはいえ、お金が貯まらない人は、窓口担当者に遅いとクレームをつけたり、周りの人を急かしたりすることが多いようです。
実際に、窓口でクレームをつけられた場合、銀行ではその人の口座残高を確認することがあります。その場合、ほとんどの人の預金残高は、数万円程度だったと記憶しています。
振る舞いが貧乏になるのか、貧乏だからそう振る舞ってしまうのかは分かりませんが、むやみにクレームをいうことは、老後破綻・老後貧乏の予備軍である可能性は高いようです。
すぐにモノを貰いたがる
単純な通帳記帳や公共料金の振り込みをするとき、窓口を利用する人がいます。そのこと自体は、まったく問題はありません。ただ、なかには窓口にきたからと、ティッシュが欲しい、○○は貰えないか?などと話す人もいます。銀行では、ロゴマーク入りのグッズを準備していますが、それは一定以上の金額を取り引きした場合や、年金受給者に向けて準備されていることがほとんどです。
すぐにモノを貰いたがる、正当な権利以上にモノを要求するのは、運気が下がるばかりですよ。
いかがでしたか? 老後破綻・老後貧乏になってしまう代表的な3つの特徴を紹介しました。