上質な木が、至るところに使われているショールーム
今回訪れたのは、豊洲にある住友林業の東京東支店ショールーム。案内していただくのは、住宅・建築事業本部 営業推進部の今関圭介さんです。
「住友林業の各支店の事務所には、ショールームが併設されています。住宅展示場と大きく違う点は、当社の注文住宅を建築する際に扱っている部材や設備を中心に展示しているという点です。受付から入ると、通路の壁や什器などさまざまな場所に、木がたっぷりと配置してあることに気づくでしょう。使っている木は、実際の注文住宅の部材としてもお使いいただけるものです」(以下コメントはすべて今関さん)
ショールーム全体が、部材のサンプルのようにもなっているのですね。こちらには、主にどんな目的の方が来場するのでしょうか。
「住宅展示場などを見て、当社に興味を持っていただいた方や、注文住宅を計画しているお客様が多いですが、もちろん全く初めての方もご来場されます」
ショールームに足を運ぶメリットと上手な活用法は?
「ショールームの最大のメリットは、『実際に体験・確認できること』です。図面やカタログ、3Dシミュレーションでもイメージはできますが、ここでは、実際に住まいに採用する部材や設備の実物に触れて感触を知ったり、リアルなサイズを体感したりすることができ、安心して家づくりを進めることができます」
ショールームの中には多くのコーナーがあり、何から見ればいいのか目移りしてしまいます。上手に利用するにはどうしたらよいのでしょう。
「これだけの部材が展示されていると、確かに迷ってしまうこともあるかと思います。なので、好きな部材単体を選ぶというよりは、まずは外観や内観の理想のイメージを教えていただけましたら、担当がそのイメージにあった部材をご提案していきます。もちろんお好きな部材から内装や外観を考えていくという順序でも問題ありません。例えば、『床材は絶対にナラ材が良い!』というご要望にあわせてナラ材にあう建具などのご提案をしていくという場合もあります」
■床材のコーナー
最初に見ておきたい床材の品揃えは、さすが木のプロフェッショナルという充実ぶり!フローリングで使われるサンプルが豊富にあり、木の種類や色、表面の加工の仕方による違いなどを実際に手に取って確かめることができます。
■屋根・外壁のコーナー
外観のデザインへのこだわりにも対応できるよう、屋根や外装材も多くのサンプルが用意されています。
■ドア・建具のコーナー
玄関のドアや室内ドア、建具のデザインもたくさんの種類があります。室内ドアは選んだ床材に合わせてセレクトしましょう。
水回りはデザインやスペースを確認
家の部材のイメージがある程度つかめたら、毎日使う住宅設備のコーナーへ。洗面所やバス、トイレ、キッチンのなどの水回りも実際に見て確認ができます。
「洗面台は木材を使った、すっきりとしたデザインのオリジナルも展示しています。グループ会社の住友林業クレストと連携し、家全体の雰囲気やスペースに合わせて設計することが可能です。トイレやバスは、実際の家のように設置していますので、座って広さを確認していただけます」
洗面台はオリジナル商品も
トイレやバスルームは実際の広さが体感できる
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住友林業のショールーム