特別支給の老齢厚生年金をもらっていますが、令和4年度の支給額は0.4％減額されるのでしょうか？

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、特別支給の老齢厚生年金額についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q：特別支給の老齢厚生年金をもらっていますが、令和4年度の支給額は、0.4％減額されるの？

「私は昭和32年11月生まれです。特別支給の老齢厚生年金をもらっていますが、令和4年度の支給額は、0.4％減額されるのでしょうか？ 収入は年金のみです」（Rさん）
   

A：令和4年4月分からの特別支給の老齢厚生年金は、マイナス0.4％の名目手取り賃金変動率に従い、年金額が改定されます

「特別支給の老齢厚生年金」は、平均標準報酬額（給与・賞与の平均額）と厚生年金加入月数に所定の乗率を掛けて計算されます。

年金受給権者の平均標準報酬額は、原則、毎年見直しされています。令和4年度は、名目手取り賃金変動率マイナス0.4％が加味された平均標準報酬額で「特別支給の老齢厚生年金」が計算されていますので、令和3年度より年金額は減額されます。

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