株式戦略マル秘レポート

【2022年】4月の株式市場の傾向

4月は他の月と比べて株式投資に適している月なのか? ここでは2000~2022年までの過去の株価データを使い、4月の株式相場の傾向と4月に上がりやすい銘柄を調べてみました。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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4月相場の傾向は?

まず4月の株式市場の傾向を調べるため下記のような簡単な検証を行いました。

■検証条件
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
検証対象:全銘柄
検証期間:2000年1月1日~2022年2月28日
1銘柄当たりの投資金額:20万円
買い条件:3月末の寄り付きで買い
売り条件:25日経過後、翌営業日の寄り付きで売り
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

全銘柄を対象に3月末に買って25日経過後に売却した場合、どれくらい利益や損失があったかを過去データで調べた結果が以下の通りです。

■検証結果
システムトレードの達人

システムトレードの達人

  • 勝率:51.65%
  • 勝ち数:39,398回
  • 負け数:36,882回
  • 引き分け数:1,576回
 
  • 平均損益(円):5,105円  平均損益(率):2.55%
  • 平均利益(円):21,015円  平均利益(率):10.51%
  • 平均損失(円):-11,673円  平均損失(率):-5.84%
 
  • 合計損益(円):397,449,647円  合計損益(率):198,725.29%
  • 合計利益(円):827,958,702円  合計利益(率):413,988.69%
  • 合計損失(円):-430,509,055円  合計損失(率):-215,263.40%
 
  • PF(プロフィット・ファクター):1.923
  • 平均保持日数:27.48日
 
勝率51.65%、平均損益率+2.55%とかなりの好成績です。このような結果となった背景としては、以下の点が挙げられます。

・3月末(年度末)に企業が保有する株式や投資信託をいったん売却し、決算書に載らないようにする傾向にあるため、それらの企業による買い戻しが4月は起こりやすい点

・年金、生保などの機関投資家が、年度始めのリバランス(株式組み入れ比率の調整)で日本株を買いやすい傾向にある点

そのため、4月は他の月と比べて株式投資に適している月といえるでしょう。では次に、勝ちトレード数の多かった銘柄を見てみましょう。
 

4月相場で勝ちトレード数の多かった銘柄一覧

システムトレードの達人

システムトレードの達人

図を見ると、「産業ファンド投資法人<3249>」「銚子丸<3075>」「ゼネラルパッカー<6267>」「スター精密<7718>」など、REITや小売業、精密機器や機械といった業種に資金が集まりやすく、株価が上がりやすいと考えられます。これらの業種に注目することで、リスクが低く、リターンの高い投資ができると期待できるでしょう。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします)
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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