今回は、All About編集部が実施した「シングルとダブル、どちらが経済的だと思いますか?」のアンケート結果を発表。実際の試算も交えながら節約アドバイザーである筆者がどのくらい安いのか解説します。
みんなの予想は「シングルが安い」
500人に聞いた「トイレットペーパーのシングルとダブルどちらがより経済的だと思いますか?」のアンケート結果は以下の通り。トイレットペーパーのシングルとダブルどちらが経済的?
・2枚だと無くなるのが早い、もったいない気がする(50代 女性)
・シングルだと家では7日でなくなりますが、ダブルだと4日だからシングル(60代 男性)
・シングルだろうがダブルだろうが考えずに、普段の習慣で巻き取る量が決まるから(30代 男性)
〇「ダブルが経済的」派の意見
・しっかりしているから、少し出すだけで充分だから(30代 女性)
・シングルだとついつい出しすぎてしまう為(30代 女性)
・ダブルの方が量が多そう(40代 男性)
ダブルの方が厚みはあるとはいえ、シングルの長さの半分で済むことは無いようです。トイレットペーパーのミシン目の間隔は20cm程度なので、ダブルの場合は1つのミシン目でも約40cm使用することになります。多くの人が切りの良いミシン目で切るために、ダブルの方が余計に使いすぎてしまうとも考えられますね。
年間で使うトイレットペーパーの量を試算すると……
以前の記事でも参照しましたが、全国家庭用薄葉紙工業組合連合会による平均的な1回の使用量は下記の通りです。ダブル……小66cm、大146cm
シングル……小89cm、大177cm
<前提条件>
シングル60m巻きダブル30m巻き
4人家族(男2女2)
一般的な1日のトイレの回数(男性:大1回、女性:大1回、小7回)日本トイレ協会より
これをもとに、試算すると、1日、1年間の使用料は下記となります。
〇1日の使用量
ダブルの場合1508cm、シングルの場合1954cm
〇1年間の使用量
ダブルの場合5504m、シングルの場合約7132m(小数点以下切り捨て)
ロール数に換算すると4人家族の年間使用量はダブル183ロール、シングル119ロール(四捨五入)となります。
結論:シングルが年間約3000円安い
トイレットペーパー1パック12ロール入りを「643円」と仮定すると(小売物価統計調査 2022年1月の価格)ダブル183ロール=15.25パック=約9806円
シングル119ロール=9.91パック=約6372円
シングルの方が3434円節約できる計算となります。
※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 136名/女性 358名/回答しない 6名
・年齢比:10代 2名/20代 105名/30代 177名/40代 120名/50代 72名/60代 21名/70代 3名
・アンケート実施期間:2022年1月27日~2月7日