結婚後に「孤独」を感じている人へ。寂しさと付き合っていくコツ
結婚しても、誰もが孤独と付き合っていく
家族がいようと、友達がいようと、人は孤独と付き合っていきます。それは、誰もが自分の人生を“1人で”歩んでいくからです。どんなに愛する人がいても、他の人の人生に乗っかることはできず、自分は自分の人生を歩むしかありません。人に依存したり、甘えたりしていても、乗り越えられない問題に直面したときには、1人で戦わなくてはいけない場面もあるでしょう。また、どんなにパートナーと愛し合っていても、全ての価値観や考えが合うということはありません。時に意見が衝突したり、すれ違ったりすることもあります。そんなときに人は、孤独を感じるものでしょう。
孤独な人は「自分だけが孤独なのだ」と思ってしまい、余計に寂しさを感じてしまうこともありますが、誰もが皆、ある意味“孤独な存在”です。だから、自分だけが孤独だと思わないで、「みんなそれぞれ、孤独と戦いながら生きている」ことを理解しましょう。
孤独と上手に付き合っていく方法とは?
では、逃れることのできない孤独とどうやって付き合っていけばいいのでしょうか。まず大切なのは「孤独は“必ず存在するもの”として、受け入れてしまうこと」です。孤独から逃げようとすると、ますます孤独を恐れ、寂しさを感じてしまいます。ですから、むしろ孤独は「常にあるもの」と認め、うまく付き合っていこうと決意してしまったほうがいいのです。そして、寂しいときは、人から手を差し伸べてもらうことばかりを求めないで、自分から、積極的に人と関わろうとしたり、孤独な人に話しかけてあげたりするといいでしょう。他人の孤独を癒してあげると、自分が寂しかったことを忘れてしまう、なんてことはよくありますしね。
自立心を持つことが大切!
さらに、孤独とうまく付き合うためには、「自立心を持つ」ことが大切。できる限り、「自分の足で立とう」と思えるようになることが重要なのです。他の人に依存してしまう人ほど、孤独を味わう機会が多い傾向があります。依存心があると、何か叶えたいことがあったとき、すぐに人の力を借りようとします。それによって、大切な人を自分の思い通りにコントロールしようとしてしまい、関係を壊してしまうことがあるからです。
「相手には相手の人生がある」ということを、きちんと認識することが大事。そうしたら、やみくもに相手の時間と労力を自分に費やしてもらおうなんて、甘い考えはなくなっていきます。頼ってばかりいないで、自立心をもって「できる限り自分でやろう」と思えるようになることが大切なのです。
時には、人に頼ってもいい
もちろん「困っていても、誰にも助けを求めるな」と言っているわけではありません。ただ、自立心を抱いている人とそうでない人とでは、「頼り方」に違いが表れます。自立心を抱いている人は、助けてもらいながらも、その後は自分1人でもやっていけるような方法を探ります。逆に、依存心の強い人は、「ずっと助けてもらおう」と甘えっぱなしになってしまいます。そうすると、助けてくれる相手の反応は随分変わります。前者に対しては応援してくれる人も多いですが、後者には自分が都合のいいように使われている感じがして、離れたくなる人も多いでしょう。だから、人を頼る前にまずは自立心を高めたほうがいいのです。
「孤独」を理由に人を求めがちですが、人との関係を良好に保つためにも自立心を持ち、孤独感と上手に付き合っていく必要があります。逆を言えば、孤独をきちんと受け止められる人は、人と上手に付き合っていけるようになるので、寂しい思いをしにくくなるのです。
孤独から逃れようとするのではなく、しっかり受け止め、自立心を鍛え、人と良い関係を築けるようになりたいものですね。