Q：老齢年金とバイト収入が両方ある場合、基礎控除はバイト収入に適用されるの？
「私は老齢年金が月15万円と、バイト収入が月12万円ある65歳です。税金が、年金収入とバイト収入、それぞれから天引きされているよう。基礎控除は、バイト収入に適用されているのでしょうか？ それとも年金収入のほうに基礎控除が適用されているのでしょうか？」（匿名希望）
年金とバイト収入がある場合、基礎控除の適用について知りたい
A：バイト先で年末調整をしている場合、基礎控除はバイト先で適用され、年金収入では適用されません
基礎控除とは、収入がある人の年間の所得税を計算する際に適用される所得控除のひとつです。どの納税者も無条件で適用されると考えてください。基礎控除額とは、原則48万円となります。この基礎控除ですが、アルバイト収入がある場合はその収入に適用され、年金収入には適用されません。相談者も職場で年末調整の書類を提出しているかと思います。この書類の中に「基礎控除申告書」があり、これを勤務先に提出することでアルバイト収入に対して基礎控除が適用されます。もし、アルバイト先で年末調整をしていない場合、またはアルバイト収入がない場合は、年金収入に対して基礎控除が適用されます。
このように説明すると、基礎控除がアルバイト収入に適用されてしまうため、年金に対して基礎控除分の税金の軽減がなくなり、税金が高くなってしまうことを心配されるかもしれませんが、年金収入に対しては公的年金等控除等があり税金が軽減されています。
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