今回は、All About編集部が実施したアンケート調査をもとに「回転寿司の好きなサイドメニューは?」の結果をランキングで紹介。2007年にTVチャンピオン2で「回転寿司通選手権」王者に輝いた筆者がTOP3のサイドメニューの魅力を解説します。
※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 114名/女性 279名/回答しない 7名/その他 1名
・年齢比:10代 3名/20代 72名/30代 129名/40代 119名/50代 58名/60代 17名/70代 3名
・アンケート実施期間:2022年1月22日~2月1日
1位は「茶碗蒸し」
まず発表するのは「好きな回転寿司のサイドメニューは?」(複数回答)のアンケート結果を集計したものです。好きなサイドメニューランキングTOP3
・お寿司は温かくないので温かい茶碗蒸しを食べるとほっとする(40代 女性)
・お寿司屋さんの茶碗蒸しは出汁がきいていておいしい(50代 男性)
・つるっとお口直しにちょうどいい(50代 女性)
回転寿司のサイドメニューの王者といわれるようになった「茶碗蒸し」ですが、それにはもちろん理由があります。かつては出来合いのものをレンチンして提供していましたが、いまはどこでも店で出汁をとり手作りしているからです。
季節の茶碗蒸しには蟹や筍など旬の具材が使われ、これまた絶品! 最後の締めに「茶碗蒸し」を頼む方も多く、食事の余韻を楽しむには絶好の商品となっています。
2位は「味噌汁」
2位は114票で「味噌汁」。・お寿司には、味噌汁(赤出汁)が合う(70代 女性)
・お味噌汁は絶対に必要だと思います。まして、カニの味噌汁だったら、最高(40代 男性)
・ちょうどいい量で〆られるから。特にあおさの味噌汁が好き(20代 女性)
高級寿司店ではお椀は最後の方に提供されるものですが、回転寿司の場合、最初に頼む方が多いのが特徴です。スシローでは店内で鮮魚を切っているメリットを生かした「魚のアラの赤出し」を提供しています。
また、はま寿司の「特製とん汁」もファンが多い商品です。ちなみに平日は安価な「かけうどん」を味噌汁代わりにするのも回転寿司ならではの楽しみ方かもしれません。これ、おすすめです。
3位は「フライドポテト」
3位は98票で「フライドポテト」でした。・意外とカリカリでおいしいものが多いから(40代 女性)
・お寿司が来るまで、子どもたちとボチボチ食べています。揚げたてはとてもおいしい(30代 女性)
・お寿司はあっさりしているので、油多めの重めのものが食べたくなります。そして、またその後にお寿司を食べるとさらにおいしく感じる(30代 女性)
以前、スシローで「肉うどん」にポテトを投入した「ジャンクうどん」が流行ったことがありましたが、それもマックのポテトと比較されるほど人気が高かったため話題になったのです。
はま寿司では、「カリカリポテト」をのり塩、バター醤油、チーズ味などいろいろな楽しみ方ができると人気です。意外にもポテトの衣の油感と酢飯の相性がとても良く、かっぱ寿司では「本気シャリ」にポテトをのせて食べる強者もいるそうです。
進化する回転寿司のサイドメニュー
いまやどこでも当たり前となったコーヒーやラーメンを業界でいち早く取り入れたのがくら寿司で、「寿司に合う」というコンセプトが秀逸です。かっぱ寿司は最近、サラダメニューを発表しましたが、回転寿司で不足していたサラダに目を向けたのは面白い試みです。寿司だけでない楽しみを広げていくのがこれからのサイドメニューの役割であり、メインメニューとして通用するものが求められていくでしょう。