そもそも、ワセリンとは?
ワセリンとは、石油が原料となっている保護剤(保湿剤)のこと。肌表面に油の膜を作ることで外部刺激から守ったり、肌の水分が外に逃げるのも防いだりする働きがあります。精製度の違いによって「白色ワセリン」と「黄色ワセリン」に分かれていて、白色になるほど純度が高く、不純物が少ない(精製度が高い)と言われています。純度が高いほど、肌への負担も少なくなります。
また、最近テレビCMなどで目にする「プロペト」は、白色ワセリンをさらに精製したもので、肌が敏感になっている人も安心して使用することができます。
乾燥する季節に欠かせない保湿アイテムといえば「ワセリン」。我が家では、こまめにお手入れできるようにダイニングや寝室など様々なところに置いてあります。ちなみにワセリンは、保湿ケアの他にも、いろいろな用途に活用できることを知っていますか? そこで今回は、ワセリンの活用術とおすすめアイテムをご紹介します。
ワセリン活用術1:花粉症対策&マスク荒れ防止
鼻の入口や目の周りにワセリンを塗ることで、花粉の侵入を阻止する効果が期待できます。綿棒にワセリンを取り、鼻の入口付近に薄く塗ります。目の周りは、清潔な指先に少量を取り、指先で軽く馴染ませてから目の周りに優しく伸ばすように。マスクをする前に頬や口の周りに薄く塗っておくと、摩擦による肌荒れ防止にもひと役買ってくれます。耳裏にもワセリンを薄くのばして塗ることで、マスク紐による荒れを防止できます。
ワセリン活用術2:ニット服のチクチク予防にも大活躍
冬はニット服のチクチクが気になりますよね。特に乾燥している時や、肌にトラブルがあるときは感じやすいものです。そんな時は、気になる部分に薄くワセリンを塗っておくとチクチク予防に効果を発揮してくれます。チクチクが気になって、最近タートルネックが着られないという人にもおすすめ。ワセリンのベタつきが気になる時は、ニット服を着る前にフェイスパウダーを軽くつけておくと良いでしょう。
ワセリン活用術3:クレンジングやメイク直し、ツールケアにも
ワセリンは油分が多いので、クレンジングとしても活用できます。スプーン1杯程度のワセリンを手のひらにのせ、柔らかくなるまで温め、顔全体に馴染ませ優しくマッサージ。その後、濡れタオルなどで優しくふき取り、通常どおり洗顔を行うだけ。肌にも優しいので、肌荒れを起こしている時のクレンジングにも最適です。メイク直しの時は、ワセリンを付けた綿棒でマスカラやアイラインをふき取ると、きれいにオフできて便利。さらに、メイクブラシも洗ってタオルドライした後に、ワセリンを少量馴染ませて拭き取ると、残っていた汚れもオフできて、メイクノリも良くなるのでおすすめです。
他にも、踵の角質ケアやマッサージクリーム、除毛・脱毛後のケア、口紅のトップコートとしてなど、活用法は無限大! 色々試してみたくなります。
続いては、幅広い人に使えるおすすめのワセリンをご紹介します。
「白色ワセリン」ならこちらがおすすめ!
無香料、無着色、パラベンフリーで赤ちゃんから大人まで使えるベビーワセリン。不純物の含量が少ないため肌に優しく、また、とっても柔らかく伸びがいいので使いやすいのがうれしいポイントです。顔はもちろん、乾燥が気になる手足や唇のケアにも使用できます。DATA:健栄製薬 ベビーワセリン 60g オープン価格、ベビーワセリン リップ 10g オープン価格
「プロペト」ならこちらがおすすめ!
添加物を一切配合していないピュアワセリンです。白色ワセリンをさらに精製することで不純物を極力カットしています。油分が皮膜となって肌を覆うことで、外部刺激から皮膚をしっかり保護してくれるので、赤ちゃんから大人まで、敏感な肌にも安心して使えます。肌に余分な負担をかけないので、こちらも全身に使用可能。DATA:プロペト ピュアベール 100g(税込1100円)、30g(税込660円、ともに編集部調べ)※第3類医薬品
保湿はもちろん、他にも色々と使えるワセリンの魅力を感じていただけましたでしょうか。子どもから大人まで幅広い層に使えるのもうれしいですよね。ぜひ、色々試してみてください。