そんなときに役立つ対処法について、優先度の高い順にご紹介します。まずは落ち着いて一つずつ試してみてください。
1. iPhoneを再起動する
iPhoneが発熱する原因のひとつとして、CPUへの負荷が増えている可能性が考えられます。つまり、使用しているアプリを処理するために、大きな負担が掛かっているということです。これを解決する一番の方法は、iPhoneを再起動すること。
iPhoneは小さなパソコンのようなもの。長く使っていればキャッシュなどの余計なデータも溜まりますし、バックグラウンドで動き続けているシステムもあります。
これらを一度リセットしてあげることで、iPhoneの負荷を減らすことができます。また、iPhoneの内部で一時的に起こっている不具合なども解消されるケースがあります。
「iPhoneの調子が悪いな」と思ったら、まず真っ先に再起動を試してみてください。
もしiPhoneが全く動かなくなってしまったら、強制終了させる方法がありますので、これを試してみてください。※ホームボタンがないiPhone X以降の場合
■ iPhoneを強制終了させる方法
①「音量を上げるボタン」を、1回、短く押す
②「音量を下げるボタン」を、1回、短く押す
③「サイドボタン」を、1回、押しっぱなしにする
④画面が暗くなり、Appleのロゴが表示されたら、サイドボタンを離す
2. ゲームなら画質やFPSを落とす
最近は高画質なゲームも増えてきました。これにより「ゲームをプレイするのに必要な性能に、iPhoneが追いつけていない」というケースがあります。こういう場合は、ゲームのプレイに必要な処理量を減らしてあげる必要があります。ゲームの設定画面から、画質を下げたり、FPS(滑らかさ)を下げると、問題が解決する可能性があります。
もし設定を変更しても症状が改善されない場合は、そもそもiPhoneのスペックが足りていない可能性があります。その場合は、最新のiPhoneへの機種変更を検討する必要があるかもしれません。
3. 充電しながらの操作をやめる
もしあなたが今、充電をしながら操作をしているのであれば、それをすぐにやめてください。充電しながらiPhoneを使うと、熱が逃れにくくなり、バッテリーにも大きな負荷がかかります。
充電が完了するまでは、おとなしく待つようにして、他のことに時間を費やすようにしましょう。
4. 直射日光を避ける
「iPhoneが熱くなる」というのは、単純に「iPhoneが熱せられている」あるいは「iPhoneが熱を逃がせないでいる」という可能性も、大いにあります。例えば夏の暑い日。直射日光のあたる車の中に置いておくと、iPhoneが高温になり、一時的に使えなくなるケースもあります。
iPhoneが熱せられる要因となるものがあるなら、退けてあげましょう。もし直接日光が当たっているのであれば、日陰に避難するなどが推奨されます。
5. 使用しているケースを外す
上述したとおり、与えられた熱を逃せない状況にある場合もあります。つまり「熱がこもっている」という状態です。iPhoneにケースをつけているのであれば、一時的にでも外してみましょう。
特に筆者は、高負荷なゲームをプレイするときは、iPhoneのケースを一時的に外すようにしています。
6. 涼しい風を当てる
熱くなったのであれば、冷ましてあげるのも有効です。パソコンにファンがあるように、扇風機やファンの風をiPhoneに当てて、徐々に温度を下げてあげます。iPhoneの背面に装着できるファンなども販売していますので、こういうガジェットを利用するのもおすすめです。
絶対にやってはいけないのが、保冷剤や氷、冷蔵庫などを利用して、急激に温度を下げる行為です。
これをすると、温度変化が大きくなり、iPhoneの内部に水分が発生。これによりiPhoneが水に濡れ、故障の原因になります。
急いでいたとしても、これだけは絶対にやめましょう。
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