皆さんも耳にした事くらいはあると思います、 『ヘナ』。でもこの天然染毛剤 『ヘナ』が間違った解釈や、大きな誤解をされているのが現状です。そこで今回は、この天然染毛剤について解りやすく、そしてありのままをお伝えします。
【 ヘナパウダー 】
●ヘナってなに？●
古くからインド等で採れるハーブの一種で、それを砕いて粉状にした染毛力を要する天然染料のこと。髪以外にも、ヘナ・タトゥーとして、現地の方が結婚式など手の甲に模様を描くなどに用いられていた物。数年前から、その染毛力とトリートメント効果で昨今、美容の現場でも多く取り入れられてきています。簡単に言えば天然葉の色素を利用した染め粉なんです。
【 これがヘナの葉です！ 】
●普通のカラーリングと何が違うの？●
通常、皆様が行なっているカラーリング剤は化学反応によって髪の色素を分解し色付けしていくんです。つまり、分解する為にオキシ（脱色剤）というダメージを引き起こす薬を使用せざる負えないのです。ヘナの場合は天然原料が髪のタンパク質部分に付着して色を入れていくので、ダメージを受けず吸色されるのです。ですから、黒髪をライトアップする事は１００％天然原料には不可能なのです。（少し色見を出す事は出来ます）白髪には色が入ります。
詳しくは 、カラーリングの基礎知識 をご覧下さい。
●一口に『ヘナ』と言っても色々あるんです。●
実はここが誤解される一番の原因になっている部分なんですけど、もともと、『ヘナ』というものはハーブの一種の天然１００％の染め粉の事、しかしこれをそのまま使用すると臭いがあったり、色がつきにくかったり、時間がかかったり、等様々な問題があるのです。そこで化学成分を添加する場合や、他のハーブを混ぜるなどなどして、改良を重ねているのです。私が知っている限りサロンでのヘナカラーリングに用いている場合時間短縮の為、化学成分を加えている物が多いのが現状です。安価なドラッグストア等に並んでいる物も同様と考えて良いでしょう。つまりこの『ヘナ』が本来の形を変えて市場に出ているので、誤解されている部分が多いと言えます。それに加え、天然成分なので本来の原料自体にも良し悪しがついて回るのです。
●じゃあ何を基準に選べば良いのか？●
まず重要な事は、この『ヘナ』自体、効能として髪にハリやコシをだすコンディショナー効果があること、化学成分が配合されていれば、天然のトリートメント効果も半減しダメージも覚悟しなければなりません。ですから天然成分１００％である事が前提です。後は信頼できる原料をメーカーが選択しているかと言う点です。天然の物ですのでキュウリ一本選ぶのと同じ感覚で考えてください。純度や産地や栽培方法やヘナ自体のきめの細かさなどが重要になってきます。
●こんな使い方が有効です。●
まず一番オススメしたいのは、白髪染め。簡単に染めれますし色の付き具合も良好です。それでいてコンディショナー効果も期待できますしダメージもゼロです。
次ぎに、トーンダウンに最適。明るくなり過ぎた髪や脱色後のダメージに悩んでいる方にオススメしたいですね。ダメージを軽減できますし色も綺麗に入ります。
自宅での使用方法はこちらです⇒ 、ヘナの上手な染めかた
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