お金の悩みを解決!マネープランクリニック/30代シングルの方のお金悩み相談

37歳、貯金150万円。父が亡くなり住んでいた団地を出て一人で生活しております(2ページ目)

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、貯金が少なく、住まいや今後に不安を抱えているという一人暮らしの37歳の会社員の方です。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。

あるじゃん 編集部

あるじゃん 編集部

1995年に創刊し、2012年に休刊した月刊の投資情報誌『あるじゃん』をルーツに持ち、ファイナンシャルプランナー、税理士、社会保険労務士などマネーの専門家とともに、お金の貯め方・備え方・増やし方をわかりやすく解説するほか、マネー最新トピックス、おトク・節約コラムなど、役立つ情報を発信しています。

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アドバイス1 収入UPのための転職も考えてみること

現在の収入で、ここまでよく頑張ってこられたと思います。ご両親を亡くされ、ひとりで生活してきたこと、大変なご苦労もあったと思います。ただ、ご相談者は37歳と、まだ若いです。これからの長い人生を考えると、最大のリスクは健康を害すること。長く働くためには、健康第一が大切です。
 
今は、現状維持で毎月1万2000円の貯蓄をキープしてください。しかしながら、この状態を、これからずっと続けることが良いとは思いません。コロナの影響はありますが、落ち着いてきたら、収入が元に戻ることが本当に期待できないのであれば、収入UPのための転職も検討してみてください。支出をこれ以上削れないどころか、食費が少なく、健康が心配になってきます。支出を削れないとすれば、収入UPしかないのです。
 
現在の職場に特段のこだわりがなければ、もう少し条件のいい職場を探してみてはいかがでしょうか? ハローワークで相談してもいいですし、転職の情報を見て、積極的に行動してみてください。
 
現状に甘んじるには、若すぎます。お住まいの地域の状況を理解しているわけではありませんが、もっと前向きに考えてほしいと思います。
 

アドバイス2 公営住宅やセーフティネット住宅など公的機関の活用を

収入UPのための転職を検討するのと同時に、やはり家賃の安いところへの転居も必要になってきます。たとえば、公営住宅の空きがないか、問い合わせをしてみてください(ネットにも情報が出ていると思います)。また、国の制度として、「セーフティネット住宅」というものが整備され、民間の賃貸住宅に安く入居できる仕組みもあります。公営住宅もセーフティネット住宅も、入居の条件はありますが、一度、市町村役場でご相談なさってください。
 
一般の賃貸住宅でも、保証会社を利用することができれば連帯保証人が不要となる場合もあります。親戚に保証人を頼めないから、という理由で、住まいに不安を抱えることはありません。
 
今の家賃から、1万円でも2万円でも安くできれば、食費に回すこともできます。毎月の貯蓄を少しでも増やすことができます。
 
公的な支援を得るために、役所に相談することをためらわないでください。
 

アドバイス3 現状維持であれば、70歳まで働き、公的年金を繰り下げ

もし、現状維持のまま、この先も生活していくとしたら、できるだけ長く働くしかありません。年金の未納期間をリカバリーすること、公的年金の受給は70歳まで繰り下げることも必要です。
 
70歳までに貯められた貯蓄は、可能な限り手を付けず、残しておくようにしてください。ただ、車がどうしても手放せないのであれば、車の買い換えで、まとまったお金が出ていきますから、やはり、毎月の貯蓄を増やすこと、そのためには収入を増やすことは必然になるでしょう。
 
厳しいアドバイスになったかもしれませんが、ご相談者が65歳(本来の年金受給年齢)になるまでには28年もあります。その間、現状維持で過ごすのでしょうか。生活を変えることができるのは、自分だけです。公的機関で使えるものは使い、相談できることは相談し、よりよい生活を送られることを、強く願っています。一歩前に踏み出してみてください。
 

相談者「天涯孤独子」さんから寄せられた感想

アドバイスありがとうございます。厳しい現状はなかなかつらいですが、先生の言う通り、自分を変えていけるのは自分しかいないということで、アドバイスにあった自分にまずできることをしていきたいと思います。

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教えてくれたのは…… 
深野 康彦さん  

 
 

 

 

マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金まわり全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。著作に『55歳からはじめる長い人生後半戦のお金の習慣』(明日香出版社)、『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない!』(ダイヤモンド社)など

取材・文/伊藤加奈子
 

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