家事にはたくさんの種類があり、好みや得手不得手は人それぞれです。今回は、All About 編集部が実施したアンケートから「面倒だと思う家事ランキング」を発表します。
集計してみると、ランク入り常連の家事には「汚れ落とし」が絡むものや、ちょっとしたコツを必要とするものが出てきます。ただ、そこも人それぞれ。面倒そうでも人によっては楽しい、癒されるなど感じ方もいろいろです。今回は、上位3つとあわせて家事のコツも解説します。
※アンケートは全国各地500名を対象に実施
※アンケート実施期間2021年9月10日~2021年9月12日
1位は「キッチン換気扇やコンロ掃除」
面倒だと思う家事ランキングTOP3
それでは、結果をひとつずつ見てみましょう。
>>4位以降はコチラ!
1位は「キッチン換気扇やコンロ掃除」で136票でした。どちらも、こびりつきやすい「油汚れ」がメインなので「面倒くさそう」というイメージの大きさがうかがえます。さらに換気扇は大きなパーツ類が高い所にあって掃除しにくいこと、コンロまわりは「調理=汚れ発生」回数である点も家事ハードルの高さに直結しているのでしょう。
〇「キッチン換気扇やコンロ掃除」はこうして時短!
換気扇やコンロまわりといえば、メディアでは「大掃除する場所の一つ」と言われがちですが、実のところ「小掃除」「中掃除」を時々やっていれば「大掃除」はパスできます。
時短テクニックは「油の特性を生かす」こと。コンロは使用後まだ温かい時に拭けば汚れが落ちやすいですし、換気扇は気温が高めな「冬以外の季節」の方が油汚れが柔らかく緩んでいて落としやすいですよ。
2位は「お皿洗い」
お腹がいっぱいになって、ゆったりしたい時に食後の汚れた食器を洗うのは辛いもの。「食器類を洗う」は、ずっと昔から嫌いな家事ワースト3の常連で、食器洗い洗浄機(以下、食洗機)が登場する前は1位になる事も多かった家事です。
〇「お皿洗い」はこうして時短!
食後の食器は、先に汚れをスクレーパーやペーパーで除いたり、30分くらいお湯や洗剤液に浸け置きしてから洗うとラクに早く汚れを落とす事ができます。
浸け置きは、無理に洗い桶を使わなくても、割れない程度に重ねた食器の上からお湯や洗剤水をまわしかけておくだけでもOK。通称「シャンパンタワー洗い」です!
また食洗機について、最近は少人数用やリーズナブルな機種も増えています。時短の側面から考えたらそのコストはムダではないかも! 使っていない方は一度チェックしてみてもいいでしょう。
同じく2位は「お風呂掃除」
毎日フルコースで掃除する必要はありませんが、汚れをためると落としにくくなり、「カビやすいお風呂」になってしまうこともあるので要注意な場所です。毎日のように汚れが飛び散るのも、湿度が高いのも、カビが浮遊しているのも、仕方ないことです。面倒くさくなるのも仕方ない!?
〇「お風呂掃除」はこうして時短!
お風呂掃除はカビとの戦いといっても過言ではありません。ツボを押さえて対策するのが近道です。カビが育つには水分が必要なので、除湿のために換気はしっかりと。また、洗剤を「防カビタイプ」にすれば掃除の頻度を減らせます。
どこから掃除するか?は、カビの元を断つつもりで見回すとポイントがわかりやすくなります。天井から壁、床へと、自宅の浴室をチェックしてみましょう。
いつ掃除するか?は、週に一回フルコースで掃除するか、「毎日ここだけ1カ所を掃除する」ことを入浴とセットにするなど、掃除をルーティン化すると、「掃除しなきゃ」というストレスが軽減されるかもしれません。