キャッシュレス時代でもいざという時コインが役立つ
cyproduct「キービーンズ3」2800円(税込)。色は黒のみ。W120×H41×D12mm、約23g。購入は、https://item.rakuten.co.jp/cyproduct/cyp203/
筆者は、手術で入院した時、ようやく「水を飲んで良い」という許可が出たにもかかわらず、手術で病室を空けるため、貴重品を全て持ち帰ってもらっていたので、自販機の水が買えず、泣きそうになったこともありました。
cyproductの「キービーンズ3」は、そういう、いざという時にあるとうれしいコインを6枚ほど入れておける、小さなキーホルダーです。ここに、500円玉2枚と100円玉3枚ほど入れて、鍵を付けて持ち歩くようにすれば、とても安心。
しかも、それが本革製で、まるでそら豆のような綺麗な形をしているのですから、持ち歩くのも楽しくなります。キーホルダー的に使うのも良いのですが、カバンなどに付けておくのもスマートでいいですね。
超小型のコインケースを植物モチーフで製作
この「キービーンズ3」、2002年に某ショップのオリジナル製品としてcyproductが製作したもののリニューアル版です。前のバージョンに比べて、容量が増え、またコインなどの出し入れがスムーズになりました。コインを入れて使っていくうちに、平らだった形がふくらんで革にクセが付いて、まるで鞘の中に豆が入っているようなルックスに育っていくために、この名前が付きました。植物モチーフのデザインで、綺麗なラインでできている上に、手の中やポケットに収まりが良い形状とサイズで、筆者は、コインケースとしてだけではなく、ギターピックを入れてギターケースに付けて使っています。
他にも、常備薬を入れたり、メモリーカードを入れたりと、いざという時に手元にあれば助かる物を入れて、鍵や普段使いのカバンなどに付けておくのに、ちょうどいいサイズとデザインです。
身に着ける革製品だからこそ上質なものを
革はブッテーロを使用。イタリア製のオイルヌメ革で、品の良い、仕上げの美しい、それでいて適度に柔らかく扱いやすい革です。個人的に、財布や名刺入れなどの革小物に使うのに、現在、最も向いている革のひとつだと思っています。厚みも1.5mmと、耐久性と扱いやすさのバランスがとても良く、こういう革の選定や厚みの選択にも、作り手のセンスがうかがえます。染料仕上げで経年変化が楽しめるのも、この革の魅力。コインなどを入れて付いた型の部分と、平たい部分の質感の差が、味わい深く育ちます。長く使う楽しみも、良質な革製品の良さですが、それが、こういう生活に密着した小さな製品だと、より愛着が沸くものです。 最近、鍵が入る財布が増えてきましたが、鍵を付けられるキーホルダーが財布にもなる製品は、rethinkの名作「Clipon Holder」(現在、生産中止)と、この「キービーンズ3」が双璧でしょう。品質が下がる類似品は無いわけではないのですが、こういう小物こそ、良い物を持っていたいものです。
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