終活を知っているけれどやっていない人は8割弱
終活に関する情報を発信するメディア「終活瓦版」を運営する林商会が行ったアンケート調査(※)によると「終活は知っているけれどしていない」と回答した人が全体の76%との結果になりました。※調査期間:2021年3月30日~4月19日、調査対象:40代以上の男女、回答人数:296名(40代100名、50代100名、60代以上96名) 終活をしていない理由は「年齢的にまだやらなくてもいいと思っている」「終活で何をしたらいいのかわからない」「面倒」という意見が出ています。
一方で終活をしている人は、「自分に万が一のことがあった時に家族に迷惑がかからないようにしたい」と考えたり、「自分の最期は自分の希望通りにしたい」などの考えがあるようです。
終活で具体的に何をする? フリマアプリを使うのもおすすめ
では終活で一体何をしているのかというと、最も多くの票を集めたのが「不用品の整理や掃除」でした。不用品の整理はゴミとして処分することもありますが、使えるものを売るという選択肢もあります。例えば、リサイクルショップかフリマアプリの活用です。
特にフリマアプリは幅広い年齢層で使われていますし、高く売れる可能性もあります。ただ、終活目的での不用品の整理でフリマアプリを使う際、注意が必要です。ここでは、フリマアプリ歴7年、ヤフオク!を含めると15年間続けている筆者が、終活目的でメルカリなどのフリマアプリを使う際に「やってはいけない3つのこと」を紹介します。
フリマアプリを使った終活でやってはいけないこと3つ
1. 期間を決めないで出品フリマアプリでは基本的に出品期間は決まっていません(PayPayフリマは出品から180日経過すると自動的に公開停止になります)。終活で不調品を片付けよう、処分しようと思っても、なかなか売れないこともあります。
出品する期間を決めていないと、取り下げるタイミングがわからずに、ずっと出品し続けることになるのです。そうするといつまで経っても片付かないので、例えば30日出品して売れなければ処分をするなど、自分のルールを決めておきましょう。
2. 買ったときの値段に執着する
終活をする場合、ずっと家の中に眠っていたものが出てくることも少なくありません。例えば20年前に買った物、バブル時代に買った高価な物などです。特に値段が高かったものに関しては、当時いくらで買ったのかを考えてしまい、なかなか売ることができないこともあります。
筆者の知り合いでバブル時代に買った毛皮のコート(90万円近くしたそうです)を持っている人がいて、終活のためにフリマアプリで売ろうと決断しました。本人は90万円もしたのだからと、最低でも50万円で売ると考えていたのですが、実際には1万円程度。そもそもバブル時代に流行った毛皮のコートを、今着る人がいないからです。
その人は値段にこだわってしまって売ることができず、今も毛皮のコートがクローゼットの中にあるそうです。終活のために売ることを決断したのであれば、買ったときの値段に執着してはいけません。
3. 商品説明に思い出を書く
出品する時に商品の詳細を書くことはとても大切なのですが、そこに自分の思いや家族の思い出などを書くのは避けた方がいいと思います。出品者が思い入れを持っているのは仕方ないのですが、それを次に受け渡すかどうかは別問題だと筆者は考えています。
買う側からすると、ちょっと「重く」感じてしまうことがあるからです。思い出は自分や家族の中だけにして、商品説明はあくまで商品の説明にとどめるのがいいのかなと考えます。
終活をするタイミングは年齢に関係ないので、いつでも始めることができます。終活がきっかけであっても家の中が片付いたり、本当に必要なものだけで生活できるのは、生活者にとってもメリットがありそうです。
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