「本当の定規」は何が本当なのか

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コクヨ「本当の定規」1100円(税込)。全長約20cm、目盛は15cmのステンレス製定規。

コクヨの「本当の定規」は、一見、よくある金属製の15cm定規です。では、何が本当かというと、長さを測るために付いている目盛が、線の太さといった曖昧さのない、本当にその長さを表す目盛になっているのです。そのため、「本当の長さ」を測ることが可能な定規になったというわけです。

言葉本来の意味でいえば、「定規」は線を引いたり、紙などを切ったりする時にあてて、ガイドにするための道具のことを指します。長さを測る道具は「ものさし」なのです。そういう意味では、この製品は「本当のものさし」と呼ぶべきなのかも知れませんが、定規、特に直線定規には、一般的に目盛が付いていますし、ものさしの機能と定規の機能を併せ持つ道具のことを、一般的には「定規」と呼ぶことが多いのも確かです。

例えば、同じコクヨのベストセラー「方眼直線定規」は、目盛の見やすさも人気のポイントになっている商品です。ものさしは、棒状のものでも、線を引く際のガイドにならない形状のものも「ものさし」ですから、線が引けたり、紙を切るのにあてたりできる「定規」は、目盛が付いていて、その「目盛」にこそ特長がある製品だとしても、それは「定規」と呼ぶのが現在の慣習だということでしょう。
 

太さのある「線」では正しい長さは分からない

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このように、塗り分けられた面と面の間で長さを把握できる。実質上、太さのない「線」を定規の上で実現しているのだ。

話が脱線しましたが、この「本当の定規」は、その長さを測る目盛に工夫がある製品です。定規やメジャーなどに付いている目盛は線で表されるのが一般的です。しかし、その線には太さがあります。では、10cmのところに書かれている線の、本当の10cmは、その線のどの部分なのかは、従来の定規では分からなかったのです。

「本当の定規」は、その問題を、目盛に線を引くのではなく、1mmごとに塗り分けた「面」にすることで解決した製品です。つまり、線ではなく、面と面の境界で長さを示しているのです。面と面の境界はハッキリと見ることができるのに、そこには「線」はありません。

でも、正確な1mmの長さを知ることができます。もちろん、人間の手で測る以上、誤差は出ますし、正しい1mmが測れることに、それほどの意味はありません。でも、使ってみると分かるのですが、この目盛、とても見やすいのです。
 

「正確な1mm」が分かることの実用性

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実際に測ると、こんな風に感覚的に長さが把握できるのが面白い。

さらに、下側には0.5mm単位で測れる目盛も付いています。この目盛を見ると分かりやすいと思うのですが、0.5mmという長さが、とても把握しやすいのです。とても短いというイメージではなく、きちんと量を持った長さとして認識できます。そこが、線ではなく面で表現された目盛の見やすさだと思うのです。よりアナログ的といってもいいかも知れません。

実際、1mmの幅がハッキリ分かることで、10.55cmよりもう少し10.56cm寄りだけど、半分まではいかない、というような長さの捉え方がしやすいのです。

そういう意味では、道具としても面白いのですが、やはり、「正確な長さが表現されている定規」というインパクトと1100円(税込)という買いやすい価格、ギフトにも使えるパッケージングの上手さなど、雑貨的な楽しさもあって、コクヨの予想以上の大人気商品になっています。

とても品薄なので、店頭などで見つけたら即買いをオススメします。もっとも、限定商品ではないので、待てば購入できます。足下を見た価格で慌てて買う必要はありませんよ。

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