キャサリン妃 vs メーガン妃、日本人好みのファッションは?
2021年3月、英国王室離脱後のヘンリー王子とメーガン妃がアメリカのインタビュー番組に応じて話題になりました。肌の色に関することなどセンセーショナルな内容は世界各国の注目を集め、日本でも広範なメディアで王室関連のニュースが報じられるところとなっています。
女優メーガン・マークルの出世作といえば、日本でもリメイク版が制作されたテレビドラマ『SUITS / スーツ』で演じた弁護士志望のパラリーガル、レイチェル役でしょう。その衣装はアメリカ版“デキる女の仕事服”の好例としてファッション系のメディアで取り上げられることもありました。
魅力的なキャラクターではありましたが、同時に自分本位で鼻持ちならない一面もあり、身近にレイチェルのような女性がいたら「恋人を横取りされそう」「同僚だったら踏み台にされるかも……」「服装は肌の露出が過ぎる……」というのが、日本の視聴者の多くが感じるところだったのではないでしょうか。
そしてヘンリー王子と結婚したメーガン妃は、サセックス公爵夫人となってからも変わらず、自分流のファッションを貫きました。英国王室が推薦するスタイリストを受け入れて“新しい”公爵夫人としてのスタイルを示すことができれば「さすが女優!」となったかもしれませんが……、結果的に、日本ではキャサリン妃のファッションに好感を持つ人が多いようです。
その理由を探ってみると、多いのは「見ていてほっとする」という意見。じつはキャサリン妃のファッションには、40代の女性にも取り入れやすいコーディネートのヒントが3つありました。
1:家族の幸せを象徴するリンクコーデ
ウィリアム王子とキャサリン妃は横に並んだ写真が多く、服装もさりげないリンクコーデになっています。夫妻と3人の子どもたち(ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)の家族写真も同様で、現代的な家族の幸せな姿を見せてくれるのです。ベージュ系のコートで揃えたリンクコーデ 出典:WEAR
一般人がリンクコーデを真似するのは気恥ずかしい面もありますが、たとえば、お子さんが迷子になったとき、どんな服装なのかを簡単に伝えることができるというメリットもあります。
家族でお出かけになるときは、テーマカラーやおそろいのアイテムを決めて、リンクコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。
2:スキニーデニムのジャケットスタイル
キャサリン妃はデニムをあわせたコーデもたびたび披露しています。ブラックかダークインディゴのスキニージーンズにジャケットを合わせるのが定番のスタイル。ジャケットの袖はジャストサイズで、袖口を折り曲げたり、たくし上げたりしません。スキニーデニムのジャケットスタイル 出典:WEAR
インにブラウスやシャツをあわせるときはパンプスやブーツを、ハイゲージニットやカットソーのときはウェッジソールやスニーカーを合わせます。シャツのボタンを開けるときは、第1ボタンまで。過度な肌見せをすることはありません。
3:フラワープリントのワンピース
屋外の公務では、秋冬はロングコートとブーツ、夏はワンピースとパンプスが定番です。夏のワンピースはフラワープリントを選ぶことが多いようです。ラグジュアリーブランドばかりではなく、ZARAなどのカジュアルなワンピースも取り入れており、エリザベス女王と一緒でないときは、カジュアルなウェッジソールを合わせることも。
フラワープリントのワンピース 出典:WEAR
コンサバなアイテムに、実用的なアイテムを取り入れるところが、キャサリン妃らしいスタイルとなっているようです。キャサリン妃の3つのスタイルを参考に、春夏のファッションを楽しんでみてくださいね。
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