アルミ製でフタ・ハンドル付きの「500円メスティン」こと、「アルミ飯ごう(ハンドル付)」が人気
数年前から話題になっていましたが、100円均一のDAISO(ダイソー)から「500円メスティン」こと「アルミ飯ごう(ハンドル付)」が発売されたことで、一気にメスティン人気が広がりました。
メスティンの人気の理由
飯ごうといえば、ソラマメ型の深さがある蓋つき容器を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。小学校のキャンプなどで使ったことがある人もいるかもしれません。トランギアのメスティンは、長方形で浅めの容器、アルミのお弁当箱のようなサイズで蓋つき、そして、ふたをおさえるハンドルがついています。
他のメーカーからもこの形を継承したさまざまな製品が販売されていますが、中でもダイソーの500円メスティンは、その驚きの価格で売り切れ続出!
コロナ禍の外出規制とあいまって、アウトドアに限らず家でも「メスティン」を使って料理を楽しむ人が増えています。
ソロキャンプ人気も後押し
メスティン人気に火が付いたもうひとつの理由は、今話題の「ソロキャンプ」。アルミで軽く、蓋付きで料理のバリエーションが広い上、バーナーや固形燃料などをその中にしまえるという携行性が、荷物を軽くシンプルにしたいソロキャンパーたちに受け入れられています。
本家トランギア社のメスティンと比べて、ダイソー製品は少し小ぶりのサイズ。トランギアとダイソーを入れ子にして持ち運ぶことができる点も、人気を高めるポイントになっているようです。
メスティンの魅力
熱伝導率が高く、固形燃料でも調理可能
メスティンの魅力は、簡単においしいご飯が炊けること。アルミ製で熱伝導率が高いため、火力が小さくても調理が可能です。
白飯の場合、固形燃料がひとつあれば、1合から2合のほっかほかごはんをすぐに炊き上げてくれます。お米と一緒に具材を入れて炊き込めば、かんたん炊き込みごはんのできあがり!
お米を炊くとき「はじめチョロチョロなかパッパ」と唄われたような火加減の必要がない上、バリエーション豊かな料理にチャレンジできます。ソロキャンパーたちにとって、一人分の料理をおいしく楽しくするメスティンは、とても手軽でちょうどいいサイズなんです。
子どもと一緒のキャンプにもおすすめ
我が家では、お米の大好きな息子がキャンプでもいつも米を食べたがるので、小さな土鍋をキャンプ場に持参していました。しかし、メスティンがあれば移動中に割れる心配もないし、少ないお米でもいつもおいしく炊き上げてくれるので、1合ずつ小分けにした米を用意し、食べたいときにすぐ、炊き立てごはんを楽しんでいます。白飯の炊き方
15分ほどでふっくらおいしいご飯が炊きあがります
- 1合のお米(アウトドアの場合、無洗米を使うと便利)と同量の水をメスティンに入れて、ふたをします。
- 火にかけて15分程度加熱します。固形燃料を使う場合は、10~15g程度の大きさの燃料ひとつで十分に炊き上がります。
- 15分ほどで火を消し、少し蒸らします。容器を裏返しにして蒸らす方法もあります。
- 蓋を開けて、ごはんをまぜておいしく食べましょう。容器をそのまま食器として使えます。
そのほかの料理
お吸い物の粉末と一緒に炊き上げれば、おいしい炊き込みごはんのできあがり
たとえば、缶詰のスイートコーンを散らして少し塩を加えて炊けば、おいしいトウモロコシごはんになりますし、サバ缶やツナ缶を使って仕上げるのもおすすめです。
また、普通にごはんを炊いてから、メスティンのふたを使って焼き鳥缶の鶏肉と卵で親子丼にしたり、ローストビーフなどのメイン料理を作ることも可能。
メッシュトレイを使って蒸し料理も楽しめますよ。トランギア社のメスティンの輸入販売を手掛けるイワタニプリムスのページには、メスティンを使ったさまざまなレシピが掲載されていて、もちろんダイソーの500円メスティンでも再現できますよ。
アウトドア料理の幅を広げてくれる万能クッカー「メスティン」。キャンプの場だけでなく、家でも活躍するスグレモノです。500円メスティンとして手軽に手に入る今、ぜひあなたのキャンプグッズに加えてみてはいかがでしょうか?
DATA
DAISO(ダイソー)┃アルミ飯ごう(ハンドル付)
サイズ:幅15cm×奥行き8cm×高さ5cm(ハンドルを含めない、1合用)