発表以来、知る人ぞ知る規格ではありましたが、対応ソフトウェアも少なく、Internet ExplorerなどのWebブラウザの初期状態では閲覧できないことなどから、一般的への普及はまだまだ…といったところでした。
とはいえ現在では徐々に対応ソフトやプラグインも普及しつつあり、2003年3月にはAdobeがJPEG 2000フォーマットの読み込み書き出しが可能なプラグイン「Adobe Photoshop Camera Raw & JPEG 2000プラグイン日本語版」の発売を決定したことなど、その名を目にする機会が着々と増えてきました。
JPEG 2000の主な特徴としては、
- 透明を含んだ保存が可能
- 画像が高品質で保存できる
- 圧縮でのサイズが小さい
- 「電子透かし」が入れられる
などに加え、現在では
- 圧縮したものを元の画像の状態に戻すなど、可逆圧縮/非可逆圧縮が自由に行える
- アニメーションの規格がある
- 一つの画像データから、コンパクトな画像から高解像度の画像までを抽出できる
- 動画に音声が付加できる
などの、わくわくするような機能のものも出ています。ただし現在のJPEG 2000は沢山の拡張子が存在し、まだまだ進化中です。この規格が早く完全になものになると嬉しいですね。
Phtoshop Elements2.0でJPEG 2000形式保存の際の設定画面
次のページからは、次のような紹介をしています。
●Phtoshop Elements2.0でJPEG 2000が無償で使える!→
●Phtoshop Elements2.0でのダウンロード方法→