ひかりの恋愛コラム

電車の中で化粧、歩きタバコ…なぜあの人は、マナーが悪いのか?

大人になっても精神が成熟していない子供おばさん(子供おじさん)は、ついマナーの悪いことをして、人に迷惑をかけてしまいます。なぜ平気でマナー違反をしてしまうのでしょうか?

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

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マナー違反していない?

電車の中で化粧

道端にゴミのポイ捨て、電車の中で化粧、歩きタバコ……人に不快感を与えるようなマナー違反をする人は少なからずいます。大人になっても精神が成熟していない子供おばさん(子供おじさん)は、ついマナーの悪いことをして、人に迷惑をかけてしまいます。なぜ彼女(彼)は、平気でマナー違反をしてしまうのでしょうか?

 

マナー違反をする人は、視野が狭い

おそらくマナー違反をする人の多くは、「周りに迷惑をかけてやろう」と思ってやっているわけではありません。むしろ周りに嫌な思いをさせていると気付かないでやっていることも少なくありません。

つまり、それだけ「視野が狭い」のです。そういう人は、周りの人に対して気配りできる心の余裕がないところもあるのでしょう。

こういうタイプは、「自己を俯瞰する」ことを意識的にすることが大切。「今の自分は、周りからどんな風に見えるのか」を考えるクセをつける必要があるのです。

それができるかどうかによって、単にマナーだけの話でなく、仕事や人間関係にも影響が出てきます。例えば、仕事のできる人は、自分の仕事だけに集中するのではなく、仕事全体のこともよく見て、“今、自分がしたほうがいいこと”を臨機応変に考えて行動していきます。だから、周りともうまくコミュニケーションをとっていき、協力しながら仕事ができるのです。

逆に、自分のことしか見えていない人は、独りよがりな言動をしてしまうもの。それが原因で、周りから評価されないことも多いのですが、本人は「どうして私はこんなにがんばっているのに、うまくいかないの?」と不平不満を抱きがちです。

つまり、「視野を広げ、自己を俯瞰すること」を心がけることで、マナーだけでなく、仕事のやり方や人間関係が改善されることもあるのです。

 

マナー違反をする人は、「バレなきゃいい」と思っている

マナーの悪い人は、「自分はマナーを守った行動をしている」とは思っていません。少なくとも日本で一般的な教育を受けてきている人であれば、心のどこかでは「ちょっとマナーの悪いことをしている」という認識くらいはあるはずです。だから、もし目の前に好きな人がいたら、道端にゴミのポイ捨てをしたり、電車の中で化粧をしたりなんてことは、しないでしょう。

つまり、「(好きな人に)バレなきゃ、マナーの悪いことをしても構わない」と思っているところがあるのです。そういう人は、日頃から裏表がある性格をしていて、心の中では、「常に良い人でいるのは、難しい=自分はそんなにいい人ではない」という思いがあるのです。

「自分はいい人ではない」と思っている人は、自分のことを心から肯定し、愛することはできません。それが、マナー違反に限らず、さまざまなところに影響を与えていきます。例えば、自分を認めていない分、自虐的な言動をしてしまうこともあるでしょうし、そもそも自分を愛していない人は、人のことを愛せる余裕はありません。だから、恋愛、結婚にも影響を与えるでしょう。

つまり、単にマナー違反だけではなく、その根本的な部分では、もっと重要な問題が隠されているのです。

 

人生は、自分との戦い!

“人前でだけ、いい人を演じる人”は、まだ「他人にどうみられるのか?」という“他人軸”で生きています。だから、表向きはいい人でいるのも、周りからいい評価をもらうために過ぎません。

でも、もし“自分軸”で生きることを意識したら、「周りの人にどう思われるか」なんてことよりも「もっと自分が誇れる人間になりたい」と思うようになるはずなのです。他の人が見ていなくても、自分のことは自分自身がよく見ているのだから、「“自分が好きになれる人間”でありたい」と願うようになるのです。

“自分軸”を持てるようになると、今までの思考では「自分VS世間」がベースだったのが、「自分VS自分の弱さ」に変わってきます。つまり、「人生はいつだって、自分(の弱さ)との戦い」だと思えるようになるのです。

そして自分の未熟さ、弱さに負けない言動をしていくことで、どんどん自分のことを好きになっていくのです。それが心の平穏にもつながっていきます。

逆に、自分のことを認められない人に、心の平穏はありません。たとえ周りからいい評価をもらえても、です。でも、どんなに自分のことが嫌いでも、ずっと “そんな自分”と付き合っていかなくてはいけません。「今日から自分を止めて、他の人になります!」なんてことはできないですしね。それは、思いの外、辛いことだということに、気付いたほうがいいでしょう。

つまり、自分が素敵だと思うような言動をするのは、人のためではなく、“自分のため”なのです。そこに気付いたときには、マナー違反を含む“自分がかっこ悪いと思うような言動”をしたくなくなってくるものでしょう。

“自分軸”を持ち、自己をもっと好きになれるような言動ができる人でありたいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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