頼れる高圧洗浄機やスチームクリーナーといえば、ケルヒャー(KARCHER)。家周りから室内の汚れまで、掃除を快適に手軽にする製品を多数販売するドイツの歴史あるメーカー
ドイツでは「ガラスがあると分かる窓はNG」、つまり、汚れた窓は厳禁なのだと駐在していた友人から伝え聞いていました。そんなお国柄から生まれた製品とは……? 好奇心にかられて使い始めたアイテム、ケルヒャーの「窓用バキュームクリーナー」をご紹介します。
目指したのは「消えてなくなる窓」
私物はケルヒャー窓用バキュームクリーナーWV75pkus(生産終了)。新型WV1プレミアムはコンパクトで充電時間短縮、静音、軽量になっている
ガラス清掃の正しい方法について調べるほど、いっそう億劫に思えるのは私だけでしょうか。
「水で濡らした新聞紙を丸めてガラスを拭いたあとに、今度は乾いた新聞紙で円を描くように乾拭きをする」……そのやり方を読んだだけで、「あー面倒! 手が黒くなる!」と気持ちが後ろ向きになります。
そこで使い始めたのが、ケルヒャーの「窓用バキュームクリーナー」です。
しかし、使ってみると……ガラスの汚れ自体は確実に取れているのですが、うっすらと残る茶色い筋跡が気になり、憧れには遠い仕上がり。
私の方法が間違っているのかと思い、掃除のプロに尋ねてみたところ、「窓拭きは上から下へ、そしてコの字拭きが基本なのだと教えてもらいました。
そのやり方を知らなかったために、「窓用バキュームクリーナー」の残念な使い方をしていたのです。
「窓用バキュームクリーナー」を上手に使う、窓掃除の鉄則
図のように拭き上げる際は、上から下にコの字を描くように拭いていきます。高さのあるテラス窓では、まずガラスの上半分を仕上げてから、下半分へ進みます。手拭きをするときは、きちんとコの字を描くように
高さのあるテラス窓では、ガラスの上半分を仕上げてから下半分へ進む
そのやり方を知らなかったために、「窓用バキュームクリーナー」の残念な使い方をしていたのです。
ひと拭きの手順を省いていたので汚れを広げていた!かつての私
さらにもうひとつの最大のポイントは、1ワイプごとにゴムの部分をひと拭きすること。優れた道具を使っていても、拭き方が間違っていたから徒労感が強まっていたのです。
1面3分以内! プロの鉄則と「窓用バキュームクリーナー」で理想の窓
・上から下へ・1ワイプごとにゴムの部分をひと拭き
・コの字型に拭き上げ
これらの鉄則通りにすると、洗剤を使わなくてもきれいに仕上がることが分かりました。
水スプレーをしたら、上から下へ。汚れた液が垂れる間もなく「窓用バキュームクリーナー」がスピーディに水分を吸い取ってくれます。そのため、室内側の窓掃除でも水だれを気にする必要はありません。
掃除機のように汚れた水を吸引してタンクに溜めていく方式
わが家のテラス窓サイズは、幅840×高さ1870mm。その1面を掃除する時間はなんと3分以内! 合計4面を仕上げるのですが、慌てることなく磨き仕上げまで行って12分で終了しました。
作業日を選ばずいつでもお掃除OK
繊維くずが残らないテックスクロスを使って、コの字拭きをすると窓がピカピカに。手袋上になっているタイプを愛用
一般的には、曇りの日や湿気のある日のほうが窓掃除に最適なのですが、「窓用バキュームクリーナー」を使えば水分が乾く前に吸い取れるので晴天の日でもOK。作業をする日を自分で選ぶことができるのは助かります。
億劫な窓掃除を快適かつ超時短にしてくれた魔法のようなアイテム。私と同じように悩んでいる人はぜひ使ってみてくださいね。
DATA
ケルヒャー┃窓用バキュームクリーナー
窓用バキュームクリーナー WV 1 プレミアム
清掃幅:250mm
汚水タンク容量:100ml
連続使用時間:約25分
充電時間:約100分
バッテリータイプ:リチウムイオンバッテリー(内蔵)
※記事中の私物「窓用バキュームクリーナー WV 75 plus」は生産終了となり、現在は後継機種「窓用バキュームクリーナー WV 1 プレミアム」が発売中です。