●「ディジタル・イメージ」とは
Impression/
kun hyng,YOO(韓国) |
「ディジタル・イメージ」というアーティスト団体は、1990年12月に結成以来、毎年ゴールデンウィークにデジタルアート展を開催していて、今年で11回目にもなります。GWの銀座名物のひとつとして、毎回必ず見行く熱心なファンもいるとのこと。この展覧会に刺激を受けて、デジタルクリエイターを目指す人も多いのではないでしょうか。
「ディジタル・イメージ」は、30人未満でスタートして、いまや200人にもなろうとしています。銀座ワシントンの会場ではとうとう全員の作品を展示できなくなり、一昨年から2会場に分けているほどです。観客は学生を中心に若い人が多く、会期中はおよそ4000人が見に行きます。
入場無料ですから、気軽に足を運べるのが嬉しいですね。私もぜひ会場へ行って、CG作成意欲への栄養をいっぱい補給してこようと思っています。
●アジア3カ国による初の国際CG展
Daughter of the forest/
Pan Lei(中国) |
さて、今年の展覧会は21世紀の幕開けにふさわしい大型企画です。「ディジタル・イメージ」は昨年末から今年にかけて、北京で初の展覧会を開き大きな成功をおさめました。その関係で、中国のアーティストたちからの出品と、さらにソウルのデジタルイラストレーターの団体からの出品を得て、中国、韓国、日本の3カ国による初の国際展となります。
中国と韓国からはあわせて約50作品、日本からも約50点、これらはB1サイズのポスターのかたちで展示されます。中国と韓国からの作品はデータで受け取り、エプソンのエプサイトの協力を得て、全作品をインクジェットプリンターで出力しています。
日本からの出品は約50人分しかスペースがないために、参加を希望する約170人のなかから誰を選んだらいいのか、運営事務局では悩んだそうです。結局、全員の作品をサイトに展示して、全員の投票で決めるというインターネット時代にふさわしい方法をとりました。ブロードバンド対応していない作家さんは大変だったと思われます。
●今年のみどころ
揺光と鯉鱗図/
瀧澤謙司 |
ポスターのかたちで展示されるのは約100点です。それ以外に、アニメーションの大スクリーン投影展示、G4 cube+Studio Displayによる20作家以上のアニメーション展示、全作家の作品をiMacで展示するなど、インタラクティブでも楽しめそうです。
アニメーションの大スクリーン投影展示の、かなり期待のプログラムは、以下の通りです。
- 高橋信雄「Cycle」
- 森野和馬「we love music ( music : ケンイシイ )花の首飾り ( 井上陽水PV )」
- 大場康雄「Anjyu」
- 富岡聡「MASTERMIND」「IKKIPV」「ガスタンクマニア」
- 笹原和也「スーパーソニックジェットガール」「テライユキ 怪盗コメット」
●「ディジタル・イメージ 2001 東京展」の概要
入場無料
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会期
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4月29日(日)~5月5日(土)午前11時~午後7時(最終日午後6時終了)
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会場
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銀座ワシントンアート
東京都中央区銀座5-7-7 銀座ワシントン7F 地下鉄銀座線銀座駅A2出口徒歩1分 JR有楽町駅銀座口出口徒歩7分 03-3571-8532(会期中) |
主催
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ディジタル・イメージ
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後援
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中国大使館文化部
韓国大使館 社団法人日中協会 CG-ARTS協会(財団法人画像情報教育振興協会) 財団法人デジタルコンテンツ協会 |
特別協賛
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銀座ワシントン
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協力
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ソウル ディジタル イラストレーターズ アソシエーション
北京中央美術学院電脳美術工作室 上田市マルチメディア情報センター 日刊デジタルクリエイターズ |
●詳しくは「ディジタル・イメージ」Webサイトをごらんください。
http://www.digitalimage.org/plan/
関連ガイドサイト【韓国】