夫婦関係

40過ぎても「愛され妻」の条件…嫌われ妻の事例を反面教師に考える

結婚後、何年たっても夫に愛される妻と、時が経つにつれ、煙たがられ、敬遠される妻がいます。特に、子育ても一段落する40代、50代になると、その差は大きく広がります。反面教師となる事例を交えながら、愛され妻について考えてみましょう。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

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「愛され妻」の条件は? 煙たがられ、敬遠される「嫌われ妻」の特徴

「愛され妻」の条件

「愛され妻」の条件

結婚後、何年経っても夫に愛される妻と、時が経つにつれ、煙たがられ、敬遠される妻がいます。特に、子育ても一段落する40代、50代になるとその差は大きく広がってきます。夫から敬遠される妻の特徴を反面教師に、夫が愛し続けたくなる妻とはどんな女性なのか考えてみましょう。
 

事例1. 40過ぎても中身が幼い「お姫様妻」

美月さん(42歳・仮名)はママ友から「40代には見えない!」と言われるのが自慢。学生時代はイベントコンパニオンのバイトもしていたという美貌は、40代になっても衰えていません。しかし、美月さんの夫は「ビジュアルが若くてきれいなのは嬉しいんですが、中身も若い時のままで成長していないんですよ」と苦笑します。

夫によれば、美月さんは自分の思い通りにならないと、途端に不機嫌になるタイプ。

「僕が家事を手伝わないと不機嫌になるし、手伝ったとしても、洗濯物の干し方が自分と同じやり方でないと気にくわない。さっと顔色を変えたり、あからさまに目つきが変わったりするので、機嫌が悪くなったことはすぐにわかります。あ、またやっちゃった……となると、しばらくは何を話しかけても無視されます。お姫様のご機嫌が直るまではおとなしくしているしかないんです。昔は、『そんな子どもっぽいところも、ピュアだなぁ』と思って許容していたのですが、さすがに40過ぎてもこれじゃイタイですよね。『もうちょっと大人になってよ』と思います」

外見だけでなく中身も若い時のままの「お姫様妻」も、40代を過ぎるとちょっと厳しいようです。
 

事例2. とにかく重い……優柔不断な「遠慮妻」

真里花さん(44歳・仮名)はまじめで控えめで、夫を立てるタイプ。夫から見れば理想的な妻と思われがちですが、真里花さんの夫は「パートナーとしては重すぎて、一緒にいるのがしんどい時があります」とコメント。

真里花さんの夫によれば、彼女は、何をするにも遠慮がち。自分で物事を判断したり決めたりすることをしないそう。

「とにかく慎重で、調べたり、準備をしたりが長いんです。長時間かけていろいろやった挙句、最終的に判断の必要なことは全部僕に頼むんです。まあ、物事を勝手に決められてしまうのは嫌ですが、全部こちらに判断を押し付けてくるのも負担です。『これぐらい、自分の好きなように決めていいよ』と振っても、『私、頭がよくないから自分では決められない。あなたの決めたようにやるから』と絶対に自分の意思を表明しないんです。

でも、例えば、女性の服とかメイク用品とか、僕では判断がつかないものもあるでしょ。仕方がないから適当に選ぶと、『あなたに選んでもらったんだから、使いにくくてもちゃんと使わなきゃね』とか言われて。それって嫌味かよ?ってムッとします。あまりにべったり依存されるのは、ホント、息が詰まります」

パートナーを立てることは良好な夫婦関係のために必要ですが、やりすぎも禁物。自虐的な物言いで嫌味に見えてしまうのはマイナスポイント。夫依存が過ぎると、相手は疲れてしまいます。


長い時間一緒に過ごせば過ごすほど、最初は気にならなかったことが嫌になってくることはよくあります。パートナーに愛され続ける存在であるためには、反面教師を観察して「ああなってはいないか?」と自分自身を見つめ直すことも大切です。

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