悪気はなくても…女性をイラッとさせるひと言
相手のちょっとした言葉にイラッとしてしまうこと、ありますよね。相手が悪気なく言っている場合は、そんなことを気にしてしまう自分のほうが大人げないと思って、我慢してしまうことも……。
そもそも、どんな言葉が女性をイラッとさせるのでしょうか。
イラッとさせるひと言とは?
例えば、次のような言葉にイラッとする女性は少なくありません。
・妊娠した?
・太った?(痩せた?)
・旦那とうまくいってる?
・仕事はうまくいっている?
・どうして大学に進学しなかったの?
・話を聞いていないようで、よく聞いているのね
・結婚したほうがいよ。家族っていいものだから
・あなたを思って言うのだけれど……
など。
これらを分析すると、下記の5つに分けられます。
(1)デリカシーがない言葉
(2)気にかけているようで、詮索しているだけの言葉
(3)コンプレックスを刺激する言葉
(4)余計なひと言が入った言葉
(5)上から目線のアドバイス
1つずつ、解説していきます。
(1)デリカシーがない言葉
「妊娠した?」「太った?(痩せた?)」など
デリカシーのない言葉は、気心が知れた者同士であれば許されることもありますが、大概は相手をイラッとさせるものです。
例えば、「妊娠した?」というデリケートな質問は、気軽に聞くことではありません。もしかしたら、本人は子供ができなくて悩んでいたり、単に太ったことでお腹が出てしまったりしていることもありますしね。
「太った?」は、言われると傷つく女性は多いものです。逆に、「シュッとした?(痩せた?)」という言葉は、痩せたい人にとっては喜ばせる言葉ではありますが、痩せたくない人にとっては、これも言われたくない言葉になります。
デリカシーとは、「繊細な心配り」のことをいいます。「親しき仲にも礼儀あり」というように、たとえ身内であっても心配りは大切なんですよね。
(2)気にかけているようで、詮索しているだけの言葉
「旦那とうまくいってる?」「仕事はうまくいっている?」など
言っている本人は「気にかけている」と思っていても、相手にとっては、「詮索されている」と感じる言葉はあるものです。例えば、「旦那とうまくいってる?」という言葉は、言ったほうは挨拶代わりに聞いたのだとしても、言われた側にとっては、「子作りをしているのか、詮索されているのではないか」と感じてしまう場合もあります。
また、「仕事はうまくいっている?」という言葉は、うまくいっていないときに言われたら、「放っといてよ!」と腹が立つこともあるものです。
こういった言葉は、「私のことを“本当に気にかけている”のであれば、むしろ言わないでほしい!」というものばかり。つまり、「余計なお世話だ」と感じさせるものが多いんですよね。
(3)コンプレックスを刺激する言葉
「背が高いね」「どうして大学に進学しなかったの?」など
これは、「(1)デリカシーがない言葉」にも近いのですが、そのことに関して、コンプレックスを抱いていない人にとっては、なんとも思わない言葉である場合もあります。
例えば、「背が高いね」という言葉。相手は褒め言葉で言ったとしても、言われた本人が劣等感を抱いていたら、イラッとするでしょう。
「どうして大学に進学しなかったの?」は、大学に行けなかった人に対しては失礼な言葉ですし、そもそも進学を希望しなかった人であっても、この学歴社会で世知辛い思いをして学歴コンプレックスを抱いてしまった場合は、「バカにされている」と感じてしまうこともあります。
コンプレックスがあることに関して言われると、どこか責められていたり、バカにされたりしている気分になってしまうので、言っている側は悪気がなくても、相手の“心の地雷”を踏んでしまうことがあるのです。
(4)余計なひと言が入った言葉
「話を聞いていないようで、よく聞いているのね」など
褒める前に皮肉を言う人はいるものです。例えば、「話を聞いていないようで、よく聞いているのね」の場合は、わざわざ「話を聞いていないようで」という言葉を言う必要はありません。
素直に人を褒められずに、憎まれ口を入れてしまうような人は、「面倒な人」だと思われてしまうのでご注意を!
(5)上から目線のアドバイス
「結婚したほうがいよ。家族っていいものだから」「あなたを思って言うのだけれど……」など
アドバイスを求めていないときに、上から目線で色々と言われてしまうと、イラッとくることはあるものです。例えば、既婚者が独身者に言いがちな「結婚したほうがいよ。家族っていいものだから」という言葉。結婚したいけどできないときに、こんなことを言われたら、「結婚している人は、そんなに偉いのか!」と、腹が立つこともあるでしょう。たとえ独身主義者であっても、こんな言葉をかけられたら、「私の勝手でしょ? 私に自分の幸せを押し付けないでほしい」と思うこともあるでしょう。
「自分の幸せ」と「相手の幸せ」は同じとは限らないので、自分が得た幸せを人にも薦めるのは、お節介になってしまうこともあるものです。
「あなたを思って言うのだけれど……」という言葉も、「ウザイ!」と思ってしまう人は少なからずいます。もし相手のためだと思っているのであれば、その人の“受け入れやすい言い方”で言うもの。つまり、相手にイラッとさせている時点で、 “相手のことを思っている”とは言いがたいこともあるのです。
相手の言葉に、イラッとしたときは?
多くの人が、相手の何気ない言葉に傷ついたり、イラッとしてしまったりすることはあるものです。でも、そういった言葉のほとんどは、相手に悪気がないことも多いもの。大人として「聞き流す」ことが一番です。気にしない人になりたいものです。もちろん自分が言う側にならないように、気を付けたいものですね。