強すぎる女性は、生きづらい
「強い女性」は魅力的ですが、強すぎると煙たがれてしまうことも少なくありません。大人になっても精神的に成熟していない子供おばさんは、自分の劣等感を隠すように、どんどん強くなろうとして、人に威張ってしまうことがあります。
「強い女性」と「強すぎる女性」の違いは何でしょうか。「強すぎる女性」が気付いたほうがいいことはなんでしょうか。
強すぎる原因とは?
一般的に、「この人は強すぎるから、残念」と思われてしまうのはどういった女性でしょうか?例えば、このような人が当てはまります。
・威圧感のある人
・自分の言い分を一方的に押し通す人
・威張っている人
つまり、周りと調和しないで、力ずくで自分の思い通りにしようとする人は、「強すぎる女性」だと思われる傾向があります。
強すぎる女性はどうするべき?
では、「強すぎる女性」だと思われやすい人は、どうしたらいいのでしょうか? 例えば、次のようなことに気を付けたほうがいいでしょう。
(1)相手の言い分をきちんと聞いて、折り合いをつけていくこと
(2)どんな相手に対しても威張ることなく、礼儀正しく接すること
(3)“本当の強さ”を持つこと
1つずつ説明します。
(1)相手の言い分をきちんと聞いて、折り合いをつけていくこと
多くの人にとって、自分の言い分をきちんと聞いてくれて、納得できる方向にもっていってくれる「強い女性」であれば、大歓迎です。その場合は、いい意味で「自分には敵わない人」と感じることはあっても、「強すぎる女性」とは思わないものです。
(2)どんな相手に対しても威張ることなく、礼儀正しく接すること
自分がどんなに偉くなったとしても、威張るような人は尊敬されません。実際に頭のいい人ほど、偉くなればなるほど、むしろ腰を低くして、どんな人にも礼儀正しく接するので、多くの人に慕われます。
たとえ自分が社長であっても、「“そういう役割”を与えられているに過ぎない。人はみな平等なのだから、別に人として偉いわけではない」と思って、おごり高ぶる気持ちを自制することは大切です。
威張るのは、コンプレックスの裏返し。そういう人は、自分の弱さ(劣等感)に負けています。強がっていると、それを相手に見透かされてしまうこともあるでしょう。
(3)“本当の強さ”を持つこと
「強すぎる」と言われていても、実際に強いわけではありません。むしろ弱いから、相手に「強すぎる」と思わせてしまうような言動をすることが多いのです。つまり、相手を威嚇しているのです。
女性で「強くなりたい」と思って、誤った方向に進む人の多くは、コンプレックスがある故に「人にバカにされたくない」「人に負けたくない」と思っていることが多いもの。それでは本当の強さは持てません。
本当の強さを持つためにも、まずは自分のコンプレックスをきちんと見つめ、解消していく必要があります。そうやって“自分の弱さ”に勝てたときに、無理に強くなる必要もなくなり、人に対しても優しくなれるのです。
本当の強さとは、優しさ、包容力、器の大きさ
“本当の強さ”を持っている人は、優しくて、包容力があって、器が大きいものです。逆を言えば、これらは心の強さがなければ、持つことはできません。
特に誤解されやすいのは、優しさです。保身のために相手に言いなりになっている人を「優しい人」なんて思う人は少なくありませんが、実際はそういう人は優しくも何ともありません。本当の優しい人は、相手に嫌われる恐れがあっても、愛情を持って相手のためになる苦言を呈することができる人のことをいいます。
また、包容力があって、器が大きければ、周りの人から「強すぎる」なんて煙たがれることはありません。なぜなら、周りの人にとっては、自分の要望をきちんと聞いてくれる“心強い味方”でもあるからです。
結局のところ、「その人の内側にある愛が大きい人ほど、強い」もの。“愛を含んだ強さ”が大切なのです。それは、「強すぎる」と思われる人とは、“強さの質”が違います。「強すぎる女性」の強さには、愛がありません。だから、周りに煙たがれてしまうのです。
強くなりたい女性は、自分も人のこともきちんと愛情を持てるようになって、人を包み込めるような“本当の強さ”を持ちたいものですね。