ハプスブルク帝室御用達の栄誉に浴した「DEMEL(デメル)」の代表作「アンナトルテ」
ウィーン銘菓として高名なチョコレートケーキ「ザッハトルテ」をご存知の方は多いのではないでしょうか? ハプスブルク皇帝のお膝元であったウィーンには、ザッハトルテ以外にも由緒あるパティスリーの絶品スイーツが多く、私自身も移住当初は、そのセレクションの豊富さと珍しさに舌を巻いたほど。
今回は、ハプスブルク帝室御用達であった「DEMEL(デメル)」の代表作とも言える、独創性・美味さ・見た目の優雅さ、すべてにおいて群を抜く「アンナトルテ」をイチオシしたいと思います。
帝室御用達「DEMEL(デメル)」の誇る「アンナトルテ」とは
オートクチュールドレスのような、ハイセンスでエレガントな佇まいの「アンナトルテ」
「DEMEL(デメル)」でザッハトルテと人気を二分するのが、こちらの「アンナトルテ」。これはドイツ語で「アンナのケーキ」を意味し、同店の当時の経営者であったアンナ・デメルからその名が採られました。
「アンナトルテ」は、3層のビスケット生地とダークチョコレートのバタークリームを交互に重ね合わせたチョコレートトリュフのケーキなのですが、なんといっても特徴的なのは、ケーキ上部に装飾されたヌガーコーティング!
これは大理石のプレートの上で特別に冷却し、形作られたもので、その優雅に波打つさまは、王侯貴族が身に纏っていたオートクチュールドレスを彷彿とさせます。
これほどのリッチな味わいと息を飲むような美しさを実現できるのは、やはり「ハプスブルク帝室御用達」の匠の技ならではと言えます。
希少性から贈り物にも最適!
ウィーン屈指の名菓子店「DEMEL(デメル)」
同じウィーン銘菓であるザッハトルテは、オリジナルレシピこそ門外不出が貫かれているものの、日本でもありとあらゆるパティスリーに模倣されているのに比べ、「アンナトルテ」はデメル以外では決して手に入らない希少性が最大のポイント。
また、「音楽の都・ウィーン発」と聞くと響きが良いうえに、「アンナトルテ」のヌガーコーティングは日本ではまず見かけない味と技法なので、普通のケーキでは満足できないグルメ通や、ウィーンやクラシック音楽に造詣の深い方々に贈っても大変喜ばれます。
帝室御用達菓子店ならではの伝統のレシピで、ウィーンにおいてさえ他店の追随を許さない味わい深さとテクスチャの「アンナトルテ」。ウィンナーコーヒーと一緒にいただくとさらに美味しさがアップしますので、ぜひ一度お試しください!
DATA
DEMEL(デメル)┃アンナトルテ
内容量:3.5号(直径約10.5cm)
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