節約/通信費の節約

携帯電話料金節約・基礎知識(3) 通話料金

携帯電話で通話が多い・少ないは人それぞれですが、ちょっとしたことを知っているかどうかで、料金を節約できる場合があります。今回は通話料についてわかりやすく説明します。

執筆者:大串 明弘

携帯電話で通話が多い・少ないは人それぞれですが、ちょっとしたことを知っているかどうかで、料金を節約できる場合があります。今回は通話料についてわかりやすく説明します。

通話料とは?

通話料とは、自分の携帯電話から誰かに電話をかけた(発信した)場合に請求される料金のことです。日本国内で使う場合は、通常、発信した通話に関して課金され、着信した(かかってきたものをとった)通話に関しては課金されない「発信者課金」となっています。

ご存じの通り、携帯電話の通話料は、発信したときに相手が出た時点から通話を切断する時点までの時間で課金されます。たとえ何もしゃべらなくても通話時間で課金されてしまうのが特徴です。

ソフトバンクの無料通話を除いて、携帯電話で長電話は御法度です。

料金プランによって通話料単価が変わる

「通話料はどこが安いの?」という質問をたまに受けますが、電話会社というより、使い方によって安いところが変わってきます。というのは、通話料単価は各社とも何通りもあり、ユーザーが選ぶ料金プランによって通話料単価が決まるからです。

例えば、NTTドコモの場合、30秒あたりの通話料は、7.875円、10.5円、14.7円、18.9円、21円、26.25円と料金プランによって異なります。

通話が多い場合は通話料単価が安い料金プランを、通話が少ない場合は通話料単価が高いプランを選ぶと良いでしょう。

テレビ電話の通話料は高いの?

音声と同時に相手の顔が見えるテレビ電話は、音声のみの通話料とは異なる通話料単価が設定されています。これも音声通話料と同様、料金プランによって変わります。各社とも音声通話の約1.8倍となっています。ソフトバンクの場合、テレビ電話は、通話料ではなくデータ通信料となっているので、無料通話の対象ではないので注意が必要です。

国際電話はかけられるの?

携帯電話からでも国際電話(海外への発信)はかけられますが、電話会社によって事前に申込が必要な場合があります。その際の通話料は、料金プランとは関係なく、各電話会社が別に定めています。日本国内の携帯電話からアメリカに発信する場合、1分間あたりの昼間の音声通話料はNTTドコモが68円、auが99円、ソフトバンクが90円となっています。

海外での通話料はどうなってるの?

一部の機種は、海外に持っていってもそのまま使える携帯電話があります。海外で日本の携帯電話を使って通話する場合の通話料はどうなっているのでしょうか?

海外で利用する場合、日本宛、滞在先の国内宛、日本以外への国際通話とで通話料単価がことなります。ちなみに、auの場合、アメリカで利用する場合の1分間の通話料はそれぞれ140円、120円、210円となっています。

特筆すべきは、海外で利用する場合は、かかってきた通話に関しても通話料が課金される点です。アメリカにてau携帯電話で着信した場合、着信料として165円/1分が課金されます。これは、日本国内から海外へ国際電話で転送するため、その費用を発信者ではなく受信者が負担する仕組みになっています。ちなみに、発信者には国内通話料が課金されます。

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