この問いに対する僕の答えは以下の2点です。
「株で負け込みメンタルがやられた」人の2つの問題
- メンタルがやられる時点で運用法に対する理解が甘い
- 大して経験もないのにリスクを取り過ぎている
株で失敗し、落ち込んでいる人をたまに見かけますが、睡眠が阻害されたら特に注意です。投資でメンタルを振り回されている時点で何かが間違っています。以降では、この2つのポイントについて深掘りしていきます。
メンタルをやられてしまうのはなぜ?鍛える方法はある?
メンタルがやられる原因①:運用法に対する理解が甘い
1つ目の原因は「運用法に対する理解が甘い」です。株にリスクはつきもの。だから「損をする」ことは誰でも想像がつきます。少し前、ホリエモンこと堀江貴文さんが「想定の範囲内」という言葉を使い、流行語大賞を受賞しましたが、これと同じです。想定していた損を受けても、メンタルがやられるはずがありません。損をしてメンタルがやられるのは、「想定外の損」をしてしまうからです。だから、「想定外」を減らせば、自ずとメンタルは鍛えられていきます。自分の運用法の弱点を知り、腹をくくれば自ずと強くなります。
メンタルがやられるのは、「自分の手法の弱点すら知らなかった」「欲が先走り、損をする覚悟ができてなかった」のいずれかが原因。どちらも準備不足です。
メンタルがやられる原因②:リスクを取り過ぎている
2つ目の原因は、「大して経験もないのにリスクを取り過ぎている」こと。これは1つ目の延長です。「想定外」を減らすには、最低限の経験が要ります。経験もなしに、すべてを想定するのは無理だからです。だから、どんな天才であろうと、熟達していないことにいきなり大きく賭けるのは間違っています。あれこれ失敗を経験し、想定外をなくしてから、大きく賭けるのが大事。
初心者に足りないのは「失敗」の経験です。失敗慣れしていないと、失敗を避けたり、立ち直ったりする方法が分かりません。慣れないうちに大金を賭けると、予想だにしない方向からパンチを喰らいます。だから、少額から練習しておく必要があります。
この順序を間違えて、いきなり大きく賭けると、足元を救われてサイフもメンタルも崩壊することになります。
補助輪もなしに、いきなり自転車に乗る練習をさせる親がいたら、「スパルタ過ぎないか?」と思いますよね。転んで怪我をする可能性もありますから、まずは小さく練習していくことが大事です。
まとめ
ここまでをまとめると、以下の通りになります。【株初心者のメンタルがやられる原因と鍛え方】
- 運用法に対する理解が甘い→想定外を減らす
- 大して経験もないのにリスクを取り過ぎている→手順を踏む
僕自身、痛い目に遭うときは、だいたいこの2パターンに当てはまります。この2点は初心者だろうが経験者だろうが、どんなレベルでも大事な話だと思います。お互い、気をつけましょうね。
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