線路情報開示システムで調べよう
自分の家が光収容かどうか、ADSL会社のエリアチェックではわからないため、利用可能と表示されたにもかかわらず後で断られるという現象が起こるのです。
そうなるまえに自分で調べられる方法があります。それは、NTT東西の「線路情報開示システム」です。ウェブサイトで調べたい電話番号を入力すれば、NTT収容局までの距離と伝送損失が表示されます。もし「ご指定の電話番号による検索はできませんでした」と表示されると、光収容である可能性が高いです。
最も、このシステムは光収容かどうかを調べるものではありませんので、検索出来ない=光収容というわけでは必ずしもありません。回線を引いたばかり等何らかの理由でNTTのデータベースに情報が反映されていない場合なども検索できません。
NTT線路情報開示システム(東日本)
NTT線路情報開示システム(西日本)
回線等変更工事でADSLが使える場合も
既存の電話回線が光収容になっていた場合、契約者回線等変更工事(約1万円)を行えばADSLが利用できます。ただし、この工事は空いているメタル回線がある場合しか行えません。また、収容局から遠い地域の場合は運良くメタル回線に変更工事が出来たとしても、ADSLの速度がでない、またはリンクしないという場合もありえます。この場合でも契約者回線等変更工事費は請求されてしまいます。
ですので、契約者回線等変更工事は言ってみれば1万円のバクチなのです。工事を申し込む際にはリスクを十分に認識して下さい。
光接続が利用できない場合はどうするか
ADSLが使えなくても、Bフレッツなどの光接続(FTTH)が利用できれば、ブロードバンドは利用できます。ただ、都市部以外で光収容の場合は、光接続の提供地域になっていないケースもまだまだ多いのが現状です。
「では、どうすれば良いのでしょうか?」
という質問をしばしば受けますが、非常に回答しづらいケースが多いのです。
なぜならば、NTTのADSLが引けないということは、NTTの回線を借りてサービスしている他社のADSLも利用できないということに他ならないからです。
CATVが利用できる地域ならば、CATVインターネットという手もあるかもしれませんが、それ以外となると非常に厳しいものがあります。当サイトでも以前に紹介した無線ブロードバンドの「スピードネット」もすでにサービスを終了しています。
このような地域では、ISDNでのナローバンド常時接続しか手がない場合も多いのです。
そんな現状を打破してくれそうなサービスを「イーモバイル」が開始しました。下り最大3.6Mbpsで無線接続でき、定額で使い放題という嬉しいサービスです。まだまだサービスエリアが狭いですが、何とかがんばってエリアを拡大し、ブロードバンド難民の救世主となって欲しいものです。