おうち時間が増えた今、家の中で楽しめる遊びといえばスマホやテレビゲームを思い浮かべるかもしれませんが、実はアナログゲームにもおもしろいものがたくさんあるんです。
私の家にもアナログゲームがあるのですが、今回イチオシしたいのは将棋です。将棋といっても、駒がたくさんある将棋ではなく、たった8つの駒で勝負をするミニ将棋「どうぶつしょうぎ」。将棋のルールを知らなくても簡単に遊べます。
将棋なんてしたことがない人でもすぐに理解できる
スタートのときの駒の位置
将棋というと、駒の数も多くて、ルールもむずかしいというイメージがありますよね。私も何度か将棋をしたことがありますが、ルールというか、駒の動きをイメージすることができずに、あっという間に「王将」を取られた記憶があります。
そのイメージが強く残っているので、将棋に対してはちょっと抵抗があるのですが、「どうぶつしょうぎ」はその抵抗感を払拭してくれました。
まず、駒に動ける範囲が示してあるので、動きを覚える必要はありません。最終的にはラインをとることで勝敗が決まります。ルールが単純なので、「やってみる?」と誘われたその瞬間からプレイできると思いますよ。
むしろ大人の方が白熱するかも?
「どうぶつしょうぎ」は、その見た目から本来は子ども向けの将棋なのだと思います。駒数も少なくルールも簡単なのですが、実際にやってみると想像以上に奥は深いです。通常の将棋と同じように、相手がどこに駒を置いてくるのかを想定して自分の駒の動きを考えていきます。子どもはひらめきを使ってとっさに駒をおくこともありますが、大人は思考力がある分いろいろ考えてしまいます。読みが深くなるので、意外と長考になったりもします。
子どもが大人に勝つことも多いので盛り上がる
「どうぶつしょうぎ」は、大人だから子どもに勝てるというわけではなく、その逆も起こりえます。子どもが大人に勝つと子どもは喜び、大人は悔しがります。この瞬間が一番盛り上がるというか、みんなが笑顔になる瞬間です。たった8つの駒で勝負をする「どうぶつしょうぎ」は、誰でも簡単にできるスグレモノ。先を読む力も身につくし、何より家族みんなで楽しめるのでイチオシです。
DATA
小学館┃どうぶつしょうぎ
著者:きたお まどか