家で過ごす時間が増えた今、ぜひともやってみて欲しいゲームがあります。それが学研プラス発行の脳トレゲーム「頭のよくなるゲーム 『algo Basic (アルゴ ベーシック)』」(以下、アルゴ)です。一見シンプルなゲームに思えるのですが、実はかなりの集中力と推察力、記憶力が試されます。
「アルゴ」は算数や数学のプロたちが考えた、まさに頭を使うゲーム。ゲームが終わると疲れを感じるほど、エネルギーを使っていることが実感できるゲームなんです。
算数や数学のプロが作った「脳が疲れる」ゲーム
「アルゴ」は、ひとことで言えば、カードを使った数字当てゲーム。このゲームを作ったのは算数オリンピック委員会や東京大学数学科の学生さん、そして第1回数学オリンピック優勝者の数学者ピーター・フランクル氏です。まさに数学のプロたちが試行錯誤の上に作り上げたゲームなので、正直、すごく頭を使います。とはいえ数学の難しい問題を解くとか、一瞬で計算をするという頭の使い方ではなくて、集中力や記憶力、推察力を使います。
ゲームをしているときに物音がすると「ああ、気が散るな」と思いますし、ゲームが終わると「脳が疲れている」と感じるほどの疲労感があります。まさに脳がエネルギーを消費した、そういう感覚になれるゲームなのです。
考えていると、頭のエネルギーを消費していることが実感できる
「アルゴ」はカードに書かれている数字を論理的に推測していく、数字当てゲームです。使うカードは全部で24枚。白と黒のカードがあり、0から11までの数字が書かれています。相手のカードの数字を当てていって、最終的に相手のカードを全部当てたほうが勝ちとなります。ゲームのやり方は以下のとおり。
1. 親を決めて、カードを4枚配ります。残ったカードは山にして中央に置きます。
相手にカードは見えていない
2. 自分から見て左から右へ、数字が小さい順に1列に置きます。このとき数字は相手に見えないように伏せて置きます。同じ数字の場合、黒のカードの方が小さいので、左側になります。
3. 山からカードを1枚引いて、相手のカードから数字を当てるカードを引きます。この状態では相手のカードもわからないので、カンで当てていきます。
4. 山から引いたカードを裏にして、当てようとしたカードの前に置いて数字を言います。これを「アタック」と言います。
5. アタックされたほうが、数字が合っているか間違っているかを返事します。
6. アタックが失敗したら、そのカードを表にして自分の列に並べます。
7. アタックが成功した場合には、相手は当てられたカードを表にします。
8. アタックをする側は、数字を間違えるまで続けます。
このようなアタックを繰り返すことで数字が見える状態になるので、ゲームが進むにつれて推理しやすくなるのです。カードに書かれている数字を推測したり、記憶していくことになるので、集中力が必要になります。もちろん、どこかにメモをするのはルール違反ですから、カードを暗記しておく必要もありますね。
ひらめきも重要! 年齢に関係なく勝ち負けが決まる
「アルゴ」はカードに書かれている数字を論理的に推測していくわけですが、意外とひらめきも大切だと私は思っています。いくら賢くても「ドツボにハマってしまう」とカードが見えてきません。逆に、「あ!」という一瞬のひらめきによって、ほとんどのカードの数字がわかってしまうこともあります。このひらめきは、数学の知識などはあまり関係なく、むしろ数学を知らない小学生の方が「これって、この数字だよね」とわかってしまうことが多いほど。そのため大人を相手にして子どもが勝つこともザラにあるのがおもしろいんですよね。
一度始めると時間を忘れるくらいに熱中することも! お休みの日やおうち時間に、ぜひ「アルゴ」で遊んでみてくださいね。
DATA
学研プラス┃頭のよくなるゲーム 『algo Basic (アルゴ ベーシック)』
対象:小学校低学年から大人まで