「自分ばっかり損してる!」と感じたら

なんで自分ばっかり

子育て真っ盛りのお母さんは、家事に育児にと忙しいものです。さらに働いていたら、心に余裕がなくなってしまって、「なんで自分ばっかり!」と思ってしまうこともあるでしょう。

そんな「自分だけががんばっている気がして、悲しくなっている」人は、どうすればいいのでしょうか?

「なんで自分ばっかり!」の状況から抜け出す方法としては、下記の4つを試してみるといいでしょう。

(1)人に甘える勇気を持つ
(2)相手が動いてくれる方法を見つける
(3)完璧を目指さない
(4)「自分も家族も笑顔でいる」ことを最優先にする

1つずつ、解説します。

 

(1)人に甘える勇気を持つ

1人でやれることには、限度があります。それに、キャパシティを超えてもがんばってしまうと、心身を壊してしまうこともあります。そうすると、ますますできないことが増えて、悪循環になってしまいます。だから、そうなる前に、周りの人に助けを求めることも大切です。

がんばってやり過ぎてしまう人は、周りにいる人に「大丈夫なんだ」と勘違いさせていることも多いもの。本人は「察してほしい!」と思うものですが、人は大概、自分のことでいっぱいいっぱいなので、あまり人のことを見ていないものなのです。

だから、キャパシティを超えそうなときは、「無理! お願い。助けて」ときちんと言った方がいいのです。「そんなのはカッコ悪くてできない」と言う人は、自分の力を過信しています。できないものは、できないものです。物事をうまく回すためには、“助けを求める勇気”を持つことも大切なんですよね。

 

(2)相手が動いてくれる方法を見つける

人にお願いをするときは、相手の性格を把握して、動きたくなるようにもっていくことも大切です。例えば、褒め上手のAさんは、旦那さんが料理を作ってくれたときは、5割増しくらいで褒めるそうです。そして、自分が忙しくて料理を作れそうにないときは「今日は、あなたのあのチャーハンが食べたい!」と言って、甘えるそうです。そうすると、喜んで作ってくれるのだとか(笑)。

男性と女性では、コミュニケーションの仕方が違うので、そこは理解しておいた方がいいこともあります。例えば、女性は「共感を求める」ものですが、男性にとっては、「問題解決すること」を大事にする傾向があるので、今起こっている問題を相談して、解決してもらった方が、思い通りに物事が進むこともあります。

例えば、妻が疲れていて、今日は洗濯も料理もできないというときは、「今日は体調がすぐれないから、ご飯も洗濯もできない。どうしようか?」と相談してみるのも方法です。そうしたら、「ご飯、何か買って来てあげるよ」「洗濯は、僕がやるよ」と言ってくれるかもしれないのです。

逆に、妻が感情的になって、「私はこんなに疲れているのに、これからご飯を作って、洗濯もしなくてはならないわ。もう、私ばっかり!」と文句を言い出すと、喧嘩になることも多いでしょう。では、どうして妻がこんな言い方をするかというと、心の奥底では、「君は大変だね。いつも感謝しているよ」というような“共感”と“労い”が欲しいからなんですよね。さらに言えば、理性よりも感情が勝ってしまっているので、「怒りをぶつけたい」という思いもあるでしょう。

だから、相手が動いてくれるようにするためには、少し感情を抑え、理性的にどうしたらいいのかを考えた方がいいのです。その方が、スムーズに問題が解決して、ストレスを溜めずに済むでしょう。

 

(3)完璧を目指さない

完璧を求めてしまうと、そこまでに至らないことでイライラしてしまうこともあるものです。でも、一緒に住んでいる人がイライラしているほうが、家族にとっては、精神的な負担になることもあります。

例えば、掃除が行き届いていなくても、家族が笑顔でいることを第一に考え、楽しい会話をしたほうがいいこともあります。忙しいときは、ご飯だって出前でもいいのです。ときには家事代行を頼んだっていいのです。

できる範囲のことをして、心に余裕がある状態で機嫌よくしていた方が、カリカリしながら家事を完璧にこなそうとするよりも、家族にとっては余程いいことなんですよね。

 

(4)「自分も家族も笑顔でいる」ことを最優先にする

「(3)完璧を目指さない」につながる話ですが、完璧を目指すよりも、「自分も家族(周りの人)も笑顔でいる」を最優先にすることが大切です。

ご飯を作ること、掃除をすることというのは、家族みんなが笑顔でいるための“手段”に過ぎません。それが“目的”になって、イライラして、家族みんなが機嫌悪くなるような家庭にしてしまうのは、本末転倒なのです。

そのためにも、まずは、自分の機嫌をよくしておくことが大切です。自分で自分の機嫌をとることができたら、家族に怒りをぶつけることもないし、逆に、家族が悩んでいるときにはいち早く気づき、癒してあげられる心の余裕だって出てきます。

機嫌よくしておくためには、家族に内緒で、美味しいケーキをこっそり食べてもいいのです(笑)。まずは自分がイライラしないように、さらに言えば、イライラしたとしても、すぐに機嫌が直せるように心がけましょうね。

 

理想を手放そう!

「なんで自分ばっかり!」という人は、「こうでなければいけない」という自分の理想に縛られてしまっていることも少なくありません。

でも、あなたにとって「こうでなければいけない」ことでも、家族にとっては、それほど重要なことではなく、それよりもあなたが機嫌よくいることの方が幸せであることもあるのです。

理想にがんじがらめになったり、「自分はできる」と過信したりしないで、もっと家族を信頼して、みんなが笑顔でいることを心がけたいものですね。
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