生理中に食べてはいけない? 避けるべき食べ物・飲み物
生理中に避けたほうがいい食べ物
生理前後の不調や生理痛に悩まされる女性は少なくありません。生理痛のメカニズムは、未だに明らかになっていない点も多いですが、ホルモンバランスの乱れやビタミンB群の欠乏症など、通常時とは異なる体内の状態が影響していることは確かです。
また、生理痛は生活習慣による影響を受けやすいとも言われています。その観点から、生理痛に避けたほうがいいもの、摂取すると生理痛が悪化する恐れがある食べ物をご紹介します。
□ 体を冷やす食べ物
体が冷えると血流が悪くなり、経血がスムーズに排泄されないことで、生理痛が悪化するかもしれません。アイスクリームや冷たい飲み物は控えましょう。
□ 糖類の多い食べ物
クッキーやキャンディー、ケーキなど砂糖を多く含む食べ物はホルモンバランスが崩れ、生理痛がひどくなる恐れがあります。
□ インスタント食品
添加物が多いため血流が悪くなり、生理痛が悪化する恐れがあります。
□ カフェインを多く含む飲み物
コーヒーや濃い緑茶、紅茶などのカフェインを多く含む飲み物には体を冷やす作用があります。
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生理中にしてはいけない? 避けるべき運動・注意点
生理中に激しい運動はNG、特に水泳はなるべく避けよう
生理中は出血を伴うため、そもそも貧血傾向になりがちだと言われています。激しいジョギングや筋トレ運動などしてしまうと、血流が筋肉へと集中することで、貧血で気分が悪くなったり、立ちくらみを起こして倒れてしまったりする可能性も。
特に水泳は、外部からの雑菌が入りやすいことや、貧血の可能性、出血による周囲環境への影響など、様々なリスクを引き起こす可能性があるのでできるだけ避けましょう。どうしても入水する場合は、清潔なタンポンを使用し、終了したらすぐに取り替えましょう。
またホットヨガなど、高い室温の中で行うスポーツは短時間で大量に汗をかきやすいため、脱水や貧血などを起こしやすくなることも考えられます。生理中はできるだけ避けましょう。
ここまで、生理中に避けたほうがいい運動についてお伝えしましたが、生理中にスポーツを一切してはいけないという訳ではありません。むしろ、ストレス発散やホルモンバランスを整えるという意味で、軽いジョギングやウォーキング、自宅でできるエクササイズなどは積極的に行いましょう。
■ 参考記事
生理中にしてはいけない? セックス・性交渉のリスク
生理中のセックスは妊娠や感染症のリスクあり
生理中のセックスには様々なリスクがありますが、それらを正しく理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?
まず「生理中のセックスは妊娠しない」という俗説は、全くの誤解です。生理中の性行為でも、正しく避妊を行なっていなければ、セックスのタイミングと排卵までの期間によっては妊娠が成立することがあります。特に、生理周期が短い人の場合、生理の終わりかけのセックスは妊娠する可能性がありますので注意が必要です。生理不順の人も同様に注意しましょう。
さらに、生理中のセックスは性感染症や不妊のリスクをも伴います。生理中は免疫力が低く、生理血の中には雑菌も多く含まれているため、生理中のセックスによってクラミジアや淋菌などの性感染症や、大腸菌や連鎖球菌などの雑菌による感染を起こすことも。
また、生理中のセックスは、血液が逆流して卵管に炎症が起こす可能性があります。卵管に炎症が起きると血液の通りが悪くなり、子宮内膜症や不妊、子宮外妊娠の原因を作ることになります。
生理中のセックスは、このように様々なリスクを引き起こす可能性が高い行為です。自分だけでなく、相手にも感染症をうつす可能性があるので、控えるようにしましょう。
■ 参考記事
生理中に飲んではいけない? 飲酒・アルコールの注意点
生理中はお酒に酔いやすく、貧血のリスクもある
生理中はエストロゲンという女性ホルモンが体内に多い状態。エストロゲンは、肝臓のアルコール代謝を遅くすることで知られています。そのため、生理中に飲酒すると、アルコールが長時間体内に残ってしまうため、いつもより酔いやすくなってしまうのです。
また、アルコールを飲むことで血流が促進され、経血量が増えてしまうことがあります。経血量が増えると貧血を起こしやすくなってしまいます。
生理中のストレス発散としてお酒の席に行くこと自体はいいですが、体のためにも摂取するお酒の量は普段より控えるようにしましょう。
■ 参考記事