家庭で食材を長持ちさせる冷凍保存法
食材を長持ちさせる冷凍保存法
今回は家庭で美味しく冷凍保存をするための基本と、食材別の冷凍保存例をご紹介します。
<目次>
家庭で美味しく冷凍保存をする基本
・空気に触れさせないように冷凍する食材が空気中の水分に触れると霜がついてしまい味が劣化するためです。そのため可能な限りラップを密着させて包み、その上でチャック付き冷凍保存袋や保存容器に入れるようにします。
空気が抜きづらい場合はストローで吸うと、より密閉しやすくなります。 ・できる限り急速冷凍する
冷凍室に入れてから時間がかかってしまうと、その間に「ドリップ」として旨みが逃げてしまうため、可能な限り早くカチコチに冷凍するようにします。
そのため全ての食材を小さく薄く冷凍するのがポイント。肉なら塊ではなく、薄切りにしてから冷凍します。 冷凍室に急速冷凍エリアがあればその上に食材を置き、その上に保冷剤を置いて冷凍。
急速冷凍エリアがない場合は、100均などで売っているアルミトレイの上に乗せて。アルミトレイもない場合はアルミ製のホイルで包んで、その上に保冷剤を置きます。
どのやり方の場合も完全に凍ったら冷凍室の他のエリアへ移動させて大丈夫です。
家庭での冷凍保存の期限
ホームフリージング(家庭で冷凍した場合)は1カ月を期限として食べきるようにします。日付を袋に書いたり、小分け冷凍するときに1枚は食材が包まれていたラップを使って日付が分かるようにしておくこともできます。 ここからは、食材別の冷凍保存例をご紹介します。肉の冷凍保存のやり方
肉はお店で売ってるトレーから出して、できる限り薄い状態で冷凍します。味噌などを塗っておくとより美味しく保存できます。ウインナー・ソーセージの冷凍保存のやり方
生肉に比べると冷蔵でも保存期間が長い加工肉ですが、冷凍するとより長く保存できます。1本ずつラップするのは困難なので、チャック付き冷凍用保存袋に入れて、極力空気が入らないようにして冷凍します。ひき肉の冷凍保存のやり方
ひき肉は細かくカットされているため空気に触れる面が多く、傷みやすくなっています。そのため、冷凍保存するときは一度火を通してからのほうが安全。そぼろなどにしてから冷凍保存するのがおすすめです。干物の冷凍保存のやり方
干物を1枚ずつラップで包んでからチャック付き冷凍保存袋へ。 ・ししゃものように細い干物の場合ししゃものように細い場合はまとめてラップを密着させてから袋へ。
貝類の冷凍保存のやり方
貝類は1個ずつラップするのが難しいので、チャック付き冷凍保存袋に入れて可能な限り空気を抜いて冷凍します。調理するときは解凍の必要はなく、そのまま、しっかり加熱するように調理します。ブロッコリーやにんじんなどの野菜
ブロッコリーやにんじんなど硬めの野菜は小分けや薄切りにして、茹でたり電子レンジを使ったりして加熱してから冷凍すると、あとで使いやすくなります。キャベツの冷凍保存のやり方
キャベツは1枚ずつ葉をはがしてチャック付き冷凍用保存袋に入れたり、ロールキャベツにしてから冷凍するのがおすすめです。冷凍することにより繊維が壊れるため長時間煮込まなくてもトロっとしたお店のロールキャベツのようになります。油揚げ(薄揚げ)の冷凍保存のやり方
油揚げは熱湯をサッとかけたり1枚ずつキッチンペーパーに包んで電子レンジ加熱(600w30秒目安)で油抜きをしてから冷凍すると使いやすくなります。 いろいろなサイズにカットして分けて冷凍しておくと便利です。豆腐の冷凍保存のやり方
豆腐も冷凍保存できます。しっかりと水切りをしてから食べやすい大きさにカットして冷凍用保存容器に入れて冷凍します。冷凍された豆腐は冷凍前のものとは違い、高野豆腐のようなイメージとなるので、汁物や煮物に使うのがおすすめです。汁物用パックを作ると便利
野菜や油揚げなどは、他の調理をするときに少しずつ余計にカットし、1つの容器にまとめて冷凍しておくと、味噌汁や野菜スープを作るときに便利です。食パンの冷凍保存のやり方
食パンは1枚ずつラップしてチャック付き冷凍袋へ。トーストするときは解凍せずに凍ったままトーストできます。ケーキの冷凍保存の方法
ケーキ類も冷凍保存できます。ケーキの場合は1週間以内に食べるようにしましょう。 少し手間がかかるかなと思っても、習慣化してしまえばどの食材も簡単に冷凍保存できるようになります。冷凍して食材の期限が長くなれば、買い物の回数を減らすことができるので、是非お試しください。【関連記事】